投資はよそ行きの服ではなく、誰にも必要な靴下のことです
2021年8月14日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
靴下って毎日、履いています(^^)
毎日履いてはいますが、
改まって
「オレは靴下履いてるぜ!」といちいち意識したりしません。
それと同じように
あなたはリスク資産を保有しますが、
「ワタシ今日も外国株式ファンド持ってる!」といちいち意識したりはしません。
あなたの毎日を陰で支える存在なのです。
ココでのポイントは、
〇 毎日を、
〇 陰で支える。という点でしょう。
投資をしている状態って実は、
クラスの人気者のように
目立ったりすることではないですし、
別に華々しいものでもありません。
リビングの片隅で
目立たなくじっとしている「観葉植物」のようなもの・・。
半年に一回くらい、
ふとしたきっかけで、
「あっ、きみってココに居たんだ。」
と確認する存在でしかありません(ホントです!)
ところで投資(トウシ)という言葉を聞くと、
ちょっと驚いて
条件反射してしまう人がいますよね。
「えっ? そういうのはちょっと苦手で・・」
そのお気持ち、よーく分かります。
でも「そういうのはちょっと苦手で・・」と答える人って、
投資を『よそ行きの服』と
勘違いしているのではないでしょうか。
特別なときにする、
特別なこと。
投資をそんなふうに捉えてしまうと、
「なんだかタイヘンそう。」
「ワタシには無理かも・・」と、気持ちが条件反射してしまうわけです。
神戸でオフィスを構えていた頃に
お客様から、
と聞かれたことがあります。
だいたい「投資」という言葉そのものが
良くないのかもしれません。
投資 ⇒ 資を「投げる」ですから・・(><)
「投げる」ということばが、
エイヤーと一発勝負する、刹那な響きを想起させます。
短い時間内でずる賢く、
利益を奪い取るみたいな・・。
これ、× ですよ。
経過をじーっとじーっと見守り続ける・・
毎日毎日見ているだけでは
成果(変化)が見えません。
しかし、
正月にしか会わない甥っ子、姪っ子のように、
1年、3年と経って久しぶりに見ると
『おお、変わったな。』と実感できるのが投資なのです。
ところで、
投資のリターンの源泉はどこにあるのでしょうか?
=『変化の中』にあります。
単純に、2022年と2024年の変化より
2022年と2048年の『変化』のほうが、大きいと思いませんか?
あなた自身が二十年も経てば、
まったく違った人間になっているのと同じことです(^^)
それだけ大きな変化のポテンシャルがあります。
これは、投資を続ける上で重要なファクト(事実)でしょう。
ですから、短い時間で
刹那的に「資」を投げるのではなく、
長期のタームで「資」を育てるという意識が必要。
そして投資は長くあなたの傍に居続けます。
『投資とはよそ行きの服ではなく、
誰にも必要な靴下のことなのです。』
カテゴリ:投資の発想法