つみたてNISA

塵も積もれば山となるような「つみたてNISA」の功績について

2021年6月16日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

今、つみたてNISAを利用している人は
毎年1月に、

前の年「1年間」で
どれだけ運用管理費用(信託報酬)、
その他費用を支払ったかという

ファンドの年間コスト(実額)が通知されるはずです。

 

「常識」とは、
目の当たりにする現実の積み重ねですから、

つみたてNISAを介して資産運用を始めた人は、
自分が継続的に支払う手数料を
『実額』で認識するのが当たり前(常識)になります。

 

 

この新しい常識を
つみたてNISA制度に組み込んだ金融庁は
まさに英断であったと思います。

 

今朝、NightWalkerさんのブログを見ていましたら、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額が2000億円を突破!』と記されていました。

 

記事内には
純資産総額2000億円超のインデックスファンドが
9本も列挙されています。

 

「なんと!」

 

ひと昔前、
純資産2000億円を突破するインデックスファンドが1本でも登場すれば、それは(それは)画期的なことでした。
(まさに隔世の感。)

このようなインデックスファンドの躍進を後押ししたのも、他ならぬつみたてNISA制度でしょう。

 

つみたてNISAでは
対象商品の『基準』が明確に示され、

 

・毎月分配型ファンドは除去され
・購入時手数料ゼロのみとなり
・運用管理費用(信託報酬)の「上限」が数字で明記され
・運用期間(信託期間)が無期限もしくは20年以上と限られ、

 

消費者に勧めてよい
まっとうな投資信託とはこのようなファンドを指します。

という【旗】を掲げた点が画期的でした。

 

 

そこから運用会社同士の熾烈な競争が始まります。
つみたてNISAのスタートがファンドの基準ハードルを押し上げ、
それがまた消費者の選択を刺激して、

純資産総額2000億円超のインデックスファンドが9本も列挙!
という状態に至ったのです。

(もちろんこの間、株式市場が好調だったことも見逃せません。)

 

さらに、
昨年発生した新型コロナウイルスは、
図らずも時間が生じた若者に
つみたてNISA制度を知らしめるきっかけとなりました。

長期で無理をせず、
税制の優遇措置を受けて
自分のお金をコツコツ育てていく・・

そんなマインドを、
これから友人・知人の間で
ふつうに共有し始めるのではないでしょうか。

 

 

もちろん『課題』もあります。

今後、金融市場が乱高下、もしくは下落が続いた場合、
どのように積み立て継続の動機づけを行うのか。

一度や二度の挫折はあるかもしれませんが、
まあよろしければこのブログもお読みください。
マーケットが低迷しているときのほうが執筆に力が入るのが常なので(笑)

 

追記)

以下、日経新聞記事(2016年)にも出ていますが、
つみたてNISAは年60万円、非課税期間10年で本当に決まりかけていました。

 

画像元:日本経済新聞

それを土壇場でうっちゃって、
年40万円・非課税期間20年で財務省に認めさえた当時の森金融庁長官の腕力は、改めて評価されるべきでしょう。


(20年という月日を獲得できたことが大きいのです)


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