100年ライフプラン

株式投資で人生は変わりません。人生を変えるなら・・

2021年6月7日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

揺るぎないものなんてこの世に存在しません。
私たちが関わる事はすべて、転がる石のように流転します。

ときに何が正しいか?という価値観さえ、
変わってしまうことがあります。

今、前後左右を見渡しても、
物事の変わりようは
以前より早く大きくなっていると感じます。

社会の成り立ちが激変するとき、
あなたならどうリアクション(反応)しますか?

 

1.無理だよな・・
2.面白そう。

 

どっちですか?

 

社会が変わろうが不変であろうが
人の最終ゴールは「死」であり、人生の時間は限られています。

だとしたら、長い航海のあいだ、
1.無理そうだな。と思いながら過ごすより、

自分も転がる石(Rolling Stone)となって
2.面白そう。と感じて過ごしたほうが、気分も上がると思いませんか?

 

「カンさん。それって理想論だよ。
現に格差社会はどんどん酷くなっていて、かつ固定化される傾向にある。いわば八方塞がりなんですよ!」

 

じゃあ一発逆転狙って株式投資!

という人が増えていると感じます。

アメリカでは「ロビンフッド」という株取引アプリを使って、多くの若者が起死回生を狙っています。

それも独りではなく
電子掲示板で呼びかけあい、
集団で特定の銘柄を買い上げるのです。

最近では映画館を運営するAMCエンターテインメント・ホールディングス(NYSE:AMC)がロビンフッドで人気銘柄となっています。

 

 

また日本のPayPay証券のサイトを見ると、
日本版「ロビンフッド」を目指している様子が伺えます。

 

でも、結局誰がいちばん儲けるのでしょう?

 

株取引で夢中になっているあなたは
自分が主人公のひとりと思っていますが、

実のところ、
株取引、信用取引、オプション取引の「舞台」を巧みに操る金融機関こそがもっとも儲かるわけです。

 

株式投資で人生は変わりません。

あえてハッキリ言います。

株式投資は所詮、人生の跳躍力を高めてくれる『ホッピング』なのです。

 

菟道りんたろうさんが以下記事で次にように言われています。

 

 

そもそも株式投資で
「人生を変える」ことなどできません。

株式投資の期待リターンは、
「人生を変える」ほど大きなものではないからです。

では、なぜ株式投資をするのか。
それは「生活を守る」ためです。

 

まさにそう・・。

人生を変えるためには、
あなた自身が変わるよりほかありません。

それをせずに、
株式投資で「人生」を変えようとすると、

ほんらい付属物に過ぎないホッピング(投資)に、
あなたという資産が傷つけられ、翻弄されてしまう恐れがあります。

 

 

自分が変わるとは、
Aさんという人が
文字通りCさんという別人格になるくらいの変容を指します。

自分が変わるためには、

 

・付き合う人を変える
・仕事を変える
・住む場所を変える

 

くらいのドラスティックさが必要でしょう。

りんたろうさんは上記記事内で
人生の一発逆転を狙うなら『起業すること』と記されています。

わたしも同感です。

 

商品・サービスを創造し、それを提供する枠組みを作り、自分がビジネスを育て維持していく・・・

というような堅苦しい概念ではありませんよ。

 

あなたの中の偏狭さ、意外性、
苦々しい『おかしさ』を高めて、それを意識しながら露出し、それととことん付き合うこと。
それが起業の原点だと思います。
どこか欠ける部分、「狂」の部分が必要なのです。

 

これまでは工業化社会であり、
研ぎ澄まされた「ひとつの正解」が求められましたが、
私たちは、個々人が自分なりの「正解」を掲げる、分散型情報社会に移行しています。

(誤解を恐れずに言えば、映画「AKIRA」のマニアックQ&A100を冠したアプリ開発も立派なビジネスになり得るのです。)

 

今ほど、あなたという個性をプロデュースしやすい時代はありません!
(ついでに申し上げると、あなたをどう演出できるかという可能性と、日本の将来というマクロ的悲観はまったく別物です)

 

 

日本の開業率は1990年以降、下がり続けていますが、わたしはいずれ上昇に転じると考えています。

現在、会社員でいることは、
ローリスク・ミドルリターン的なうまみがあるかもしれません。
しかし、企業内の資本、社会インフラという資本ともに、徐々にストックが減じていくため、会社員という立ち位置もミドルリスク・ミドルリターンに変遷していくでしょう。

 

内なる好奇心を目覚めさせ、自分が変わり、
自身のビジネスを持つことで稼ぐチカラ」が身に付いて、
最終的にはそれが資産運用にもよい影響を及ぼすことになります。

この世にあなたという資産より
すぐれた金融商品はないのです。

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