投資の発想法

若者と資産運用

2021年5月3日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

いつも若者のことを考えています。

もう53歳にもなって
「若者の感覚」からは日々遠ざかっているわけですが、

ワタシも若者だったときがあるのでw
共感できる部分は持っているつもりです。

 

実は資産運用とは
(あえて言うと)
若者こそが『最大の武器』とすることができる行いです。

まず「時間」という資源をもっとも多く持っています。

 

今、世界的に見ると、
人の寿命がより長くなっています。
出生率が低下しています。

そう遠くない時期に
多くの国で社会の多数を『年長者』が占めるようになります。

(生物学的に見ればけっこう異常な事態です。)

若者はこれから、ますます少数派になります。

 

ほんらい、国や行政のリソースは、
若い人たちのために使われるべきなのに、

政治政策的に
多数派であるシニア層に
お金も資源も流れてしまうことになります。

(若者は)ハングリーにならざるを得ない。

 

そして大きな企業が君臨し、
その傘の下に入っておけば安心。という時代は過ぎ去り、

転職を重ねる中で、
自身の適性を労働マーケットの中で見極め、
こねた土(つち)のように
堅牢なキャリアを自分で築いていく重荷も背負っています。

(若者は)根太く生きていかざるを得ません。

 

 

しかし、『変化』はあなたの味方です。

デジタル社会が本格化し、
人生の半分以上をWeb空間で過ごそうかという世になるわけですから、
今後の社会と最も「相性」が良くなるのは若者(あなた)なのです。

リアルでもネット空間でも、新しい景色のほとんどを作っていくのは、年老いた人ではなく「若者」です。

 

わたしはこれから20代、30代を迎える人こそ、
自分のチカラでお金を得る、そして
それを育てることの『重要性』を噛み締めることが出来ると考えます。

 

「資産運用」とは相性抜群なのです。

それは、あなたの航路を切り拓くための一助となるでしょう。
それは、あなたが人として成長する過程で伴走者となるでしょう。

 

また例外的なことですが、
国がつみたてNISAなどの優遇制度を作っています。
幸い低コストでグローバルに投資を行うツールも揃っているため、

自身の暮らしを守る「サブの武器」として、
長期的に資産を積み上げることが
(若者の間では)日常風景となっていくでしょう。

 

 

日本においては、
生産年齢人口が減少を続ける中で、
貴重な働き手である「あなた」は、まさに希少価値を持ちます。

あくまで労働マーケットで自分を高めることが第一ですが、
金融マーケットにも目を向け、資産運用を愚直に続けましょう。

「毎月たった1万円の投資で何になるの・・」と
思われるかもしれませんが、
これこそ人生の「スモール秘密兵器」なのです。

 

お金を育てるマインドがふつうになった若者が
やがて家庭を持つようになれば、

ふつうにお金のことを話し合えるカルチャーが、日本でも醸成されることでしょう。

資産運用は第一義に、若い人のために存在するのです。

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