投資家の感情リスク

投資は「勉強」ではなく、どちらかというと「スポーツ」に近いのかもしれません

2021年4月26日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

ちょっと昔話です。

2007年は投資信託の本で
ベストセラーが2冊も出た年でした。

1冊は竹川美奈子さんの
『投資信託にだまされるな! 本当に正しい投信の使い方』

もう1冊は勝間和代さんの
『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』です。

 

そして、

この2冊を共に読了され、
でもそのあとリーマンショックがあったために、
「やっぱり慌てて運用を始めなくて良かった!」と思われ、

その後、仕事やプライベートにあれこれ忙しく、最終、自身の資産運用をスタートしたのは2014年頃からでした、というお客様に

わたしはお会いしたことがあります。

 

そのお客様は、

 

「当時どんな資産配分にするのか、
そして具体的にどのファンドを選ぶのか、
そこまで決定することが出来ず、投資の開始がずるずると遅れてしまいました。」

 

とおっしゃっていました。

 

ところで、
わたしの血液型はA型です。

(実は)心配性です。

何をするにもしっかり事前情報を仕入れ、
『きちんとこなしたい』と願うタイプです。

完璧性といっていいかもしれません。

 

中途半端に始めてミスをしたら・・
失敗してしまったら・・
(何より)
自分自身に対して
立腹してしまうタイプなのです。

 

そして、
冒頭ご紹介したお客様もいわゆる完璧性で
『勉強家タイプ』のお人だと思うのです。

 

 

完璧を目指し、
細部のところまでしっかり事前勉強しておく・・。

お仕事においては、
上記の心構えこそが、
他者より抜きんでる秘訣だと思います。

が、しかし。

 

投資という行為は
「勉強」というよりは(どちらかというと)「スポーツ」に近いと思うのです。

 

一例ですが
はじめてスキーをするときに、

 

 

スキーの道具や基本構造や、
ぜったい「やってはいけないこと」は、
事前勉強をして
頭に入れていたほうがいいと思いますが、

ずっとスキーのYouTubeを観ていても、
スキーが上手くなるわけではありません。

 

基本部分さえ知識として仕入れれば、
あとはゆっくり『実践』していくのみ・・。

それは投資も同じです。

 

資産配分をどうするか、
具体的にどのファンドを選ぶか、
結論にまで至らなければ、
株式と債券を併せ持った
低コストの『バランスファンド』から始めればよいと思います。

 

※ 途中で投資信託を変更することは「失敗」でもなんでもありません!

(まずは月5000円程度でよいので
「つみたて投資」を始めてみる)

 

「あー、失敗したらどうしよう?」というお気持ちはすごく分かります。

実際、今わたしが初心者で
投資で何かミスをして、思い違いをして、
こりゃあ、失敗してしまったと思ったら、

自分がイヤになるかもしれません。

「もう投資なんてしない!」と、
投げ出したくなるかもしれません。

 

でも、はじめてスキーをした人って、
何回くらい転ぶと思います?

もう、数えられないくらいですw

(スキーの事前勉強のひとつとして、
『正しい転び方』という項目があるくらいですから!)

 

そもそも、投資初心者にとって
「うまく行かないこと」=「失敗」は織り込み済みで、
スキーにおける『転ぶ』と同じこと。
ぜひ投資超ビギナーのあなたには
『失敗』と書いて、
「けいけん(経験)」と読んで欲しいのです。

 

最初の選択で
うまく行かなかったからといって、
そんなに落ち込まなくてよいのです。

投資とは
「長い長いプロセス」を経る行いですので、

数々の失敗(転び)から
少しずつコツを学んで、
投資家として少しずつ成熟していけばよいのです。

慌てる必要はありません。)

 

結局のところ、
ほんとうの答え(失敗 or 成功)は、
20年、30年しないと分からないのですよ。


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