投資家の感情リスク

移動制限の中、なぜ多くの人が資産運用に向かったのか?(一回目の緊急事態宣言からちょうど1年)

2021年4月6日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

明日4月7日で、
一回目の緊急事態宣言からちょうど1年になります。

知らぬ間に
新型コロナウイルスと1年以上付き合っているのですね。
(ちょっとヘンな感覚です・・)

この1年を振り返ると、
「適応」ということばが想起されます。


「仕事」でも「学校」でも、
適応につぐ適応でした。

お金(金融)の分野でも
知らず知らずに私たちは「適応」を果たしています。

(たとえば)コロナを機に
「キャッシュレス決済」を始めた人も多いのでは?


強制的に移動を制限された私たちは、
「ネット空間」で時間を潰さざるを得なくなりました。

興味の赴くままに複数の『アプリ』をダウンロードし、

パンデミックがなければ、
日経トレンディの中だけで見ていたフィンテック関連のサービスを、「このアナログなわたしが利用してる!」と驚いている人もいるのでは?


以下一例ですが、
楽天証券の新規口座開設者数は
(この1年で)目を見張るものがあります。




画像元:PRTIMES


たった9カ月で「100万口座増」は驚異的でしょう。
多くの人がお金(運用)のことに興味が向かったのは、紛れもない事実なのです。


米国ではもっと顕著で、
以下、主要オンライン証券4社の一日平均取引件数の推移を示しています。




画像元:Quartz Media

ロックダウンで移動制限がかかり
お金を使う機会を奪われた人々は
射幸心に駆られ(たとえば)株の取引に目覚めたのでしょうか?

(※米国の場合、2019年に株式の売買委託手数料「無料化」が起きたことも影響していると思います)


あっ、Google Trends
『インデックスファンド』も興味深いですよ。



画像元:Google Trends


関連キーワードはこちらです。

 



画像元:Google Trends

明らかに資産形成という行為に関心を抱く人が増えました。

コロナ渦で
金融取引の『デジタル化』は
5年くらい前倒しで進んだ感覚ではないでしょうか。


では、どうして閉塞感著しい中、
人は資産運用に向かったのでしょう?


以下、わたしの私見です。

移動制限がある中で
あなたもわたしも一種の現実逃避を行います。

あるいは自分を取り巻く事象の、
本質的な意味合いを考えざるを得なくなります。

(時が、ちょっと止まった感覚になるのです)

不安だから、
本質的なコトを考えざるを得なくなるのか、

「自分とは・・・」と内省する機会が増えるから、
不安になってしまうのか。

 

ともかく、
しとしとと降る雨のように、
『不安』は募ってくるわけです。

 

 


投資を続けている身からすると、
「不安」と「希望」は兄弟だと実感するのですが、

パンデミックで「不安」に苛まれる中、逆に多くの人が「希望」を見出したいという気持ちに駆られたのではないでしょうか? 


その、具体例のひとつがお金です。


資産運用に興味を持ち、それにトライすることは、希望を紡ぐということ。

(また資産運用に興味を抱くとは、自身の未来を展望するということです。)

これほど大きな心配が渦巻いているのに、これほど多くの人が己のお金について真剣に考え始めたことに(少なくとも)わたしは驚きを隠せません・・。


以下も私見ですが、

コロナが深刻化し「不安」がよぎるなかで、
金融市場が(意外に)堅調に推移したことも大きいと思います。

(20年3月末からの)
劇的とも云える回復過程を垣間見た人が、
やっぱり運用に参加しようと決めたことは想像に難くありません・・。


フム。

やっぱり「不安」と「希望」は兄弟なのです。

そういう意味合いでいえば、
2020年、新たに投資家となった人にとって、
今後やってくるかもしれないベアマーケット(低迷相場)でどう振る舞えるかがとても大切になってきます。

ともかく、運用参入者が増えるのは良いことですね(しかも世界中で!)

 

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