お金の摩訶不思議

新入社員の皆さんへ！（会社とは有期の付き合い、お金とは一生の付き合いです）

2021年4月1日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

本日4月1日から『新社会人』になられた皆さん、おめでとうございます！！

今年はリアルの入社式はあるのでしょうか？

昨年、今年は『コロナの年』として
長く記憶されることになるでしょうから、

「えっ、就職したのっていつ？」
という話題になれば、
「コロナウイルスの時だよ。」ということで、

パッと瞬間的に覚えてもらえるはずです。

はじめて見るあなたの職場、はじめて会う多種多様な人たち。
今、あなたが立っている場所がまさに「出発点」ですね。

ここからさまざまなドラマが生まれて、
自分がその中で成長し、
そして素敵な出会いがあるかも・・

と、あまり期待し過ぎないことです。

のっけからスミマセン。）

それに従うと
20代というのは【さすらいの時期】（準備の期間）です。

何のための『準備』かというと、
あなたを、あなたらしく固めるための準備です。


周りを見渡してみて、
「ワタシの目標は○○で、そのために向こう3年□□で、△△をマスターするの！」という、自信満々な人がいるかもしれませんが、そんなのは全然気にする必要はありません。

「暗中模索」「答えがない沼と格闘？」

大いにけっこう。

「今、何も見えてない、分かんないよ。」でフツーなのです（ちなみに「夢」も持つ必要ありません。）

 

人生は『長期戦』です。

 

 

大いに悩んでください。

頭の中にピンポン球がいくつも飛び交って、
「ああでもない、こうでもない」と、やるせなさばかりが募ってもぜんぜんOKです。

 

 

 

また私たちは仕事を通じて「社会」とつながっていますが、

（あなたは就職しただけで、）
決して 就社、したわけではありません。

「職種」「仕事」はどんなふうに変わっても
懸命にやらなければなりませんが、
「会社」は乗り物（ビークル）であると割り切ることが必要です。


さあ、せっかくの機会ですから、
会社の中、取引先、ちょっとした知り合い、

これから出会うすべての人をよーく観察してみましょう。

 

先ほど20代は「準備の期間」です、と言いました。

その中で経験することに『ムダなことはひとつもありません。』

どうか、
『全身乾いたスポンジ状態』になって、
酸いも甘いも吸収してみてください。

そして（いつか、）
自分の言葉で話せる人になりましょう。


あっ、それからお金のことを・・。

間違っても、
「老後のことが心配」とか言って、
給料でもらうお金を手元に置き過ぎないようにしましょう。

 

わたしは20年以上、FP（ファイナンシャルプランナー）として仕事をしていますが、真剣にそう思っています。

30歳になったとき、手元の預金残高が60万円しかなくても、ぜんぜん大丈夫です。

 

相応な弾力を持って
なんでもぎゅーっと吸収できる期間は、人生のうちでそんなに長くはありません。

そのうち肌もカサカサに乾いてきて、
次の電車に乗るためにちょっと走ったりすると、
息切れがなかなか収まらなくなる時期がやってきます。

 

あっ、でも「つみたて定期」はしてくださいね。
月5000円くらいでいいです。

毎月自動でお金を積み立てる習慣は、
のちのちきっと役に立ちますから・・。

（もしかすると）あなたの会社では、
「企業型の確定拠出年金」という
長ったらしい名前の制度を実施しているかもしれません。

 

もし「パッシブ型（インデックス型）」と「アクティブ型」で分かれていれば、
「パッシブ型（インデックス型）」を選んでください。

（それから『マッチング拠出』というものがあれば、それも拠出しましょう。）

 

クレカは1枚でOK（でもリボ払いはダメですよ！）

また、クレジットカードの支払いは決して遅れないように。
スマホの支払いや、貸付型の奨学金もそうです。

この信用スコアは
社会のあちこちに出回っていると考えたほうが良さそうです。
（大きなローンを組むとき、家を借りるとき、つまりは「保証会社」が絡んでくる場合に影響を及ぼします）

信用情報という意味でいえば、SNSでの発信もそうです。
これらはすべて「公の情報」と認識するべきでしょう。

あっ、それから保険ですが、あなたには医療保険も終身保険も介護保険も、まったく必要ありませんよ。

 

文中で「人生は長期戦」と書きました。

資産を形成するためには（少なくとも）20代のうちは手元にお金を貯め込むのではなく、自分の成長のためにお金を使う勇気が必要です。

あなたに幸多きことを祈っています！！

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