複利運用とは?時間という資源を用いた化学反応のこと
2021年2月25日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
40代のお父さんがつみたて投資を行う場合、
ご自身のリスク許容度に照らし合わせると、
「バランスファンド」が最適解であったりします。
(もちろん違う場合もあります。)
教育資金には用いないという前提ですが、
『全世界株式インデックスファンド』を積み立てることが、ベストアンサーであったりします。
それってなぜ?
お父さんとお子さんでは
未来に横たわる『時間の長さ』が違うためです。
長い人生、
つみたて金額が増えたり減ったり、
途中で止めようかなぁと思うことも6回くらいあるかもしれませんが、
それでも、
今年10歳の子どもが「つみたて投資」できる期間を想像すると・・。
これから50年。いや60年?
〇 投資信託そのものの運用期間は?
これから80年(いや90年)
だったりします。
あなたやわたしになくて
10歳のお子さんにあるのは、
紛れもなく『時間の利益』なのです。
21世紀に生まれた子どもたちが引き継ぐことになります。
人は基本、国家を選ばないわけですから、
税の負担率が増えることを見越して、自ら資産形成に励むのは当たり前のことなのかもしれません。)
ところで、誰しも若いときは手元にお金の蓄えがなく、
かつ収入が少ないため、
「まとまったお金」が入ってくると、
どーーんと使いたくなってしまうものですね。
わたしもそうでしたw
『スナック』ってご存じですか?
カウンターを挟んで向こう側にきれいなお姉さんがいて
お酒を飲んでしゃべってカラオケ歌って、それなりのお金を払う場所です。
当時のわたしは「ツケ」でスナックに通っていました。
クルマもオリコのローンで買いました。
これらを『その日暮らし』と云いますw
わたしが投資を始めて良かったと思えるのは、
ちょっと先のこと
1年後とか5年後とか、
ミライの時間をほんの少しだけ(自分事として)イメージできるようになったことです。
(もちろん当時は5年後、自分のお金がどれだけ増えるんだろう?という想像だったのですが。)
資産運用のもっとも大きな効用は、
その日暮らしから、
ミライ暮らしにマインドが変わることなのです。
投資をきっかけとして
5年後とか10年後のことを単なる「今の延長」としてではなく、
「で、オマエ、この先どうしたいんだよ?」という、
自分への建設的問い掛けに変えられるようになります。
今月5,000円貯蓄することが、単なる貯蓄ではなく、
「これって小さな砂粒だけど、
積もり積もれば「山」になるかも・・」と、ほんの少しでもイメージできるようになります。
この『コツコツ積み上げ・物事成就できるぜ!イメージ』は、
あなたの仕事や
人間としての成熟や
その他いろいろなことに応用できます。
そして「株式投資」とは、
人間の健全な欲のつながりにお金を託し続けることなので、
小さなあなたの掛金も
積もり積もって自己増殖していくわけです。
『具体例』を挙げてみましょう。
分配金を出さない株式ファンドです。
→(それらを)もれなく株式へ再投資します。
→すると、株数が増えた個々の株式が
→また少し多めの「配当金」を吐き出します。
→それをまた株式への「再投資」に充てます。
→・・・・・・
スピードは緩めではありますが、
立派に坂道を転がる『雪だるま』だと思いませんか?
これが『複利の効果』と呼ばれるものです。
冒頭の話に戻りますが、
仮にあなたの子どもさん(10歳)が『全世界株式インデックスファンド』で、
本当に60年間、
たとえば月2万円「つみたて投資」を続け、
あとから振り返ったら
年率5%くらいの実績リターンを獲得できたとしたら・・。
となります。
画像元:楽天証券
ハイ、驚きです。
ミライの自分を作るのは、今の自分の行動なのです!
徳島に来て早くも8ヵ月が経ちました。
魚、野菜もおいしいですが、
意外にも?ベスト・オブ・お気に入りは「海苔」です。
この大野のり、
適度な厚さがあって、海苔だけ食べても美味しい(^^)
カテゴリ:投資の発想法