金融機関にモノ申す

3月に『退職金』が入るあなた。かなり警戒するくらいでちょうど良いのです

2021年2月13日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

世の中、不確実なことばかりです。

しかしそれでも「確実に」
と云えることがいくつかあります。

そのひとつが、
『退職金』が入金されると銀行からコンタクトがある、ということでしょう。

「このたびはご定年おめでとうございます!」


女性の顧客には、
若い男性の行員が電話してくるかもしれません。

男性顧客には、
若い女性の行員が電話してくるかもしれません。

どうしてコンタクトできるかというと、

あなたのお金は完全に
銀行に覗かれているためですね。

 

 

念のために申し上げると
まとまったお金が入ってきて、
銀行から電話が掛かってくるのは、

あなたのことを心配してではなく、
あなたのお金を求めて、です。


(入金があった翌日に
コンタクトを取ってくることは珍しくありません。

また、勧められる商品は
手数料がたっぷり乗った保険商品、投資信託であったりします)


あっ、なにも退職金だけの話ではありません。

弊所の旧ブログの検索ワードの上位には、
保険満期 入金 銀行から電話】というワードが入っていました。←ホントです!


検索ワード的に拾ってみると、
【定期預金 満期 銀行 お勧め】【不動産売却 入金 銀行 勧誘】

みたいなモノもあることでしょう。

 



 

(わたしの仕事上でいいますと)
『死亡保険金』が銀行に入金されたあと、
即銀行から連絡が入ったというケースが複数ありました。

〇 支店長+担当の人あるいは、
〇 副支店長+担当の人という『二人連れ』で、

とても親切そうに、
「ご一緒に考えてまいりましょう」的な挨拶をしつつ、
経済概況や今後の見通しや金融商品の話をしてくる・・。

(上記はいずれも自宅に訪問してきたケース。)



このような勧誘に遭った場合、実はファーストコンタクトの「返答」が重要だったりします。

誠実で、気遣いがある人ほど、ついつい銀行の話を聞いてしまいがち・・。

 

 

そして「話」を聞けば聞くほど『関係性』が生じて、断りにくくなりますから、
最初に電話がかかってきて
(あるいは自宅に訪ねてきて)
「退職金云々・・」と言い始めたら、

相手の話を遮るくらいの素早さで、
何かありましたら、こちらから連絡しますので」と言って、話を切ろうとしてください。

 


ココ、短く、はっきり言う必要がありますよ。

その行員の人は、
なにもあなただけにコンタクトを取っているわけではありません。

「あなた」に脈がなければ、
次は「鈴木さま」の電話番号をダイヤルするだけです・・。


銀行には、
こちらがまとまったお金を持っていることは
完全に知られてしまっているわけですから、

すごく警戒し、
四方の防御を固めるくらいの姿勢で
わたしはちょうどよいと思います。

 



実務的な対応策としては、
退職金の入金先をネット銀行に指定できるなら、そうするのがベストでしょう。

(それが無理なら、
すぐにネット銀行に振り替えられたほうがよいと思います)


よく考えてみますと、
あまた金融機関が存在する中で、
銀行だけが『決済口座』というシステムを独占しています。

 

つまり銀行は、誰がまとまったお金を持っているかという『貴重な情報』を、コストゼロで入手できているわけです。


逆説的に云えば、
この「特権性」を持ってしまっているがゆえに、
銀行のサービスはいつまで経っても進化しないのです。



(くれぐれも)あなたのお金は覗かれていることをお忘れなく・・。

 


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