『16%の壁』は超えたかも。「投資をしています」を、カミングアウトとは言わない日はやって来る?
2020年12月14日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
率直に言って、
「ふだん投資の話なんて、なかなか出来ないよ」という方が多いはず。
○ 友だち同士
○ 職場の同僚
○ たとえ親族内であっても、
(相手が投資をしていなければ)
「ワタシ投資をしているよ」とは、なかなか言い出しにくいものです。
(別に「悪いこと」をしているわけではないのに・・)
万一、投資をしていると告白して、
「うわぁ、この人、なんかヘンなことしてる」
みたいな顔をされたら、イヤじゃないですか。
投資を実践している人は
世の中ではまだ『少数派』ですが、
わたしは仕事柄、
街角のミクロの動きを定点観測するクセがあって、
以下ツイートを見たときは「ほぉー」と思いました。
美容室行ったら、担当美容師さんが、ほぼ同時期に投信を開始した初心者さんということが判明😳✨こんなところでも投資話ができるのかと嬉しくなりました🤤
— ゆきだるま@投資勉強中🔰 (@okanenoyukue) December 9, 2020
1株から日本株買えるよ〜と教えてもらったので、さっそくLINE証券調べます🙌🏻💕
美容室とは「小さな世間」です。
そこで投資信託の話が出てくるのは
「なかなか」だなとわたしは思うわけです。
たとえば100人中、まだ20~25人くらいしか
投資を行っていないと感じますが、
それでも『16%の壁』は突破したかなと感じています。
?? 16%?
投資という行いそのものを、
ひとつの『マーケット』と捉えてみましょう。
この市場では、つい最近まで、
イノベーター(全体の2.5%)と
アーリーアダプター(全体の13.5%)のみが幅を利かせていました。
全体の16%、ですね。
イノベーター(全体の2.5%)も
アーリーアダプター(全体の13.5%)も、
もともと感度が高く、自らアンテナを張って
自ら情報を取りに行くタイプの人たちです。
たとえば、
新しいスマホが出ると、
もう発売日から1週間以内で勇んで買いに行っちゃうタイプの人たちです。
投資の世界でいえば、
イノベーター(全体の2.5%)や
アーリーアダプター(全体の13.5%)の人たちが行う投資って、
【いったいどんなモノになるのでしょうか・・?】
おそらく、
投資の根源的な部分を象徴するような
スタイルを実践する人が多いのでは・・。
つまり、アグレッシブで
ギラギラ系で、
アルファのリスクを取っていく。
そういうタイプの人の割合が高いと思われます。
ところで、
イノベーター(全体の2.5%)と
アーリーアダプター(全体の13.5%)の
『あとにやって来る』いわゆるマジョリティーと呼ばれる人たちは、
新しいスマホが出たからと行って、
数日のうちに買いに行ったりはしません。
「あれ?もうみんなiPhone 12になってるんだ」という状況を確認してから、
ようやく自分も買いに行くタイプの人です。← 実はわたしもそう。
そういう人ってどうでしょう?
別にスマホに詳しいわけではありませんね。
なんと云うか、フツーの標準的な人なのです。
(だから『マジョリティー』!)
※正確に言いますと、マジョリティーも
「アーリーマジョリティ」と「レイトマジョリティ」に分かれます。
わたしは今まさに、
アーリーマジョリティーの人たちが入り始めていると感じています。
あなたは、
これから投資という行いを始める人は、
これまでに投資を始めていた人と同じだと思いますか?
わたしは異なると思います。
別に「投資が好き」というタイプではないのです。
別にアグレッシブでもなく、
別に凝るタイプでもなく、
そこそこみんなもやっていそうだから。
ワタシもやらないとかも・・】
という『感覚』なのです。
「マジョリティー」の人が目指すのは
複雑な投資ではありません。
自らアンテナを張り、
いろいろな情報を積極的に取りに行って、
能動的にどんどん動いていく・・というタイプでもありませんし。
わたしはこれから、
マジョリティーの人たちの参入によって
【投資そのもののイメージ】が変わっていくと思います。
儲かるかも!という射幸心ではなく、
自分の生活に必要だから、という理由で粛々と投資信託を購入していく・・。
という言葉は、
「ワタシ、最近スペインバルに通ってるんです」と同じくらい、
ふつうの台詞になるのか?
わたしは「なる」と思います。
それは単に世の中が変わっていく結果として、
ゆっくりそうなっていくという意味なのです。
徳島も急に寒くなってきました。
たまらず mont-bell の出番です(^^)
カテゴリ:投資の発想法