投資家の感情リスク

マーケットが下り坂でも慌てない!(自分がコントロールできることに集中しよう)

2020年10月31日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

欧米ではコロナの『第2波』がやってきています。




今年の金融市場は(まさに)コロナに振り回されっぱなしです。

4月以降は「コロナ克服への期待」と、
「大胆な財政支出の実施」によってマーケットは戻り基調でした。

ところが、
コロナが予想以上にしぶといと分かると、
市場はまた未来を再評価(下方修正)し始めます。

しばらくは、楽観と悲観の交錯が続くことが予想されます。


断定的なことは云えませんが、
コロナ渦という『トンネルの長さ』を
今の時点で正確に言い当てられる人はいないのでは?

(企業の人員削減や失業率の悪化や自殺者の増加は、
コロナ拡大のピークから『遅れて』やってくるのです・・)


当クリニックのトップページでは
次のように謳っています。

 

コロナショックによる株式市場の低迷は、
数年は続くと予想されます。
投資信託も厳しい環境下に置かれます。

しかし、投資時期を分散させ、
規則的に資金を投入していけば、
市場の下落をチカラに換えることが出来ます。

それが『つみたて投資』です。



特に、この1~2年で投資を始めたあなたへの『メッセージ』です。

ひとつ目)

つみたてを止めないこと。

 


向こう数ヶ月間、
マーケットは厳しい状況に置かれるかもしれません。

投資信託の価格が下がっていくのは
決して気持ちのよいものではありません。

しかし、市場の動揺を『やり過ごす』ことも、
長期投資家にとってはまた必要なスキルなのです。



 

実際、マーケットの急変を目にすると、
口の中が乾いて心臓がドキドキし、
仕事に集中しづらくなったりするもの。

しかし、いつ投資を始めようが、
市場のボラティリティは誰しも経験することです。


プラとびん・缶と不燃ごみを分けてゴミ出しするように、
それ(アップダウン)にも、
やがて(少しずつ)慣れてくるものなのです。←ホントです。


ふたつ目)

あまり情報を入れ過ぎない。


市場が動揺するときに、
雑多な情報をたくさん入れてしまうと、

『何も動かない自分』が、
至極おかしなモノに見えてきます。



・つみたて金額を減らしたほうがよいのでは?
・積み上がった資産をある程度売ったほうがよいのでは?
・別の投資対象に乗り換えたほうがよいのでは?


みな『悪魔の囁き』です。

 



物事が急変するとき、
投資以外の事象では
できるだけ早く行動(アクション)を起こしたほうがよいでしょう。

でも投資では決して動いてはいけません・・。

Junko Iwasakiさんのブログ記事
人間のこころ 投資でもっとも怖いモノ!』から。

「なにもしない」というのは、
「なにもしなくていい」のではありません。

「なにもしてはならない」のです。
感情に流されてなにかしてはなりません。

 

上記の言葉、↑一字一句を噛み締めましょう。
つみたて投資家として肝に銘じておくべきです。

 

みっつ目)

決して、総悲観にならないでください。


マーケットは上がり続けることはありませんが、
(また)下がり続けることも、決してありません。

 

たとえば「先進国株式」「新興国株式」と
あえて区切って見ると、多少景色が違ってきます。

先進国株式、新興国株式がデカップリング、
つまり、それぞれの器の中で
ある程度異なった動きをしてくる可能性があります。

「新興国株式」の構成メインは中国、台湾、韓国であり、
いずれの国もコロナ感染の拡大を抑え込んでいるためです。



そもそも1985年ではなく、
2020年に「コロナ渦」がやってきたことに
私たちは感謝すべきでしょう。

なぜなら、
もし1985年にコロナが蔓延していたら、
「オンライン経済」の占める比率が今と比べて極めて低かったため、

文字通り『世界恐慌』になっていたかもしれないのです。

 



今から2ヶ月後、
米国のダウ平均が上がっているか下がっているか、
今から3ヶ月後には、安心安全で安価なワクチンが出ているか否か、

それは「分からない」ですし、
私たちにはそもそもコントロールし切れないことです。

コントロールできないことに
固執し過ぎない・・。


私たち投資家は、
自分がコントロールできることに、注力すべきなのです。
それは『つみたての姿勢を変えない』ということ。

 

よっつ目)

決して、自分を責めないでください。
市場の急落はあなたのせいではありません・・。

 


短期で見れば、
ウイルスは
災禍そのものですが、

長い目で見れば、
コロナ渦が来るべき「オンライン社会」を前倒ししてくれていると云えなくもありません。

 

つまり、これから伸びる業種、企業と、
廃れていく業種、企業の優勝劣敗が鮮明になり、
私たちの社会は(好む、好まざるに関わらず)新たなステージに突入していくのです。

金融市場が大きな変化(マグマ)を内包することは、
長期投資家にとってチャンス以外の何ものでもありません・・。

 


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