100年ライフプラン

投信の自動積立を続けていますが、放置状態です。もうやることはないのですか?【あなたの疑問に答えます!】

2020年10月25日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

ハイ、毎年恒例でございます。

当クリニックのお客様から頂戴した
さまざまな『質問』にお答えしていくウィークです(^^)

その名もズバリ、
あなたの疑問に答えます!


第1回!
藤田さま(仮名)千葉県

投資信託を積立設定してから
最近はほぼ放置している状態で
忘れてしまっているくらいです(自動積立のため)。

もうやることはないのですか?
(それとも)こまめに状況は確認したほうがいいのでしょうか?

 

答え)

運用の中身で(もう)「やることはありません。」
(こまめにチェックする必要もございません。)



藤田さんもそうだと思いますが、
「資産運用」に出会った当初は、

もう実にさまざまな情報を吸収しながら、
自分の運用の型(かた)を固めていくわけです。

※ あとから振り返ると、
このプロセスがいちばん楽しかったりします(^^)


藤田さんはすでに、

運用のスタンス・・
長期・分散・つみたて・低コストを習得。

利用する道具・・ 投資信託(インデックスファンド)を決定、していますね?

そしてわたしの記憶が間違っていなければ、
 
税制優遇制度についても、
イデコ、つみたてNISAを賢く利用されています。

 



 

このように、
すでに運用の型(かた)が定まっていれば、
もう投資に時間を割く必要はありません!

藤田さんには是非
「次の段階」に移行していただきたいのです。


次の段階?

そうです。

ズバリ『入金力』の強化、です。


個人の資産運用とは、
それはそれは長い道のりなのですが、

その最終成果は結局のところ、
次の『掛け算』で導けます。

 

・投資にいくらお金を入れたか
  ×
・いくらの利回りが達成できたか
  ×
・どのくらい長く投資を続けられたか



運用の中身はすでに定まっている藤田さんですから、
「長く投資を続ける」(長期投資)は
もう自明の理でしょう。

厄介なのは、
確定できない利回りですが、

これとて
過去400年の資本主義のダイナミズムを振り返れば、
(長期・分散・低コストを貫くことで)
プラスのリターンを確保できるのではないでしょうか。

 

ということは・・
(個人の資産運用においては)

投資にいくらお金を入れられるか(入金力)が、
カギを握るのです。



たとえば(一例ですが、)
自分の特性、世の中の潮流を知って、
戦略的に自分のキャリアプラン、キャリアパスを設計する。

すなわち(同じ会社であっても)スキルアップによって
違う部署に異動しようとする。
あるいは「転職」を企てる。

あるいはまったく違う業種、職種へ「移行」していく。

これらすべて【入金力】の強化になり得ます。

 



 

なぜなら、
同じ支出であれば、
収入をUPさせることで、積立投資に回せるお金が増えるためです。



あるいは支出の見直しはどうでしょう?

保険の見直し、通信費の見直し、
どこに住むか、どんな住居に住むかの見直し、
生活のミニマイズ等によって

同じ収入でも、
支出を抑えることが出来、積立投資に回せるお金が増えます。

(あるいはパートナーと共に暮らすことで
一人当たりの支出を抑えることも可能でしょう)


わたしは特に、
戦略的に自分のキャリアプラン、キャリアパスを設計することが、
今後たいへん重要になると考えます。

私たちの両親の世代とはまったく異なった青写真を持つ必要があるのです。

 

実際、60代後半、70代になっても、
長生きするリスクに応えるために
「仕事」を続けている人が格段に増えると予想されます。



つまり、
「Aの仕事をしていて」
そして40歳になって「Bの仕事に移って」

気付いたら70歳だけど
「Cの仕事がいちばん長かったわ。」みたいな会話が、
日常の風景になってくるのでは・・。


そう、藤田さんには
投資以外のところで頑張っていただき、
(=自分の感性に合った仕事をできるだけ長くキープしていただき、)

投資への【入金力】を上げていただきたいです。

(これも投資自体と同じく、長いコツコツ型のご努力が必要になりますよ)

藤田さん、このたびはご質問、ありがとうございました!

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