インデックス投資全般

投資の忘れもの。

2020年10月8日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

実は資産運用の業界そのものが、
とっても大切なことを
『メッセージ』として伝え忘れているのです。

それは・・、
「ダメ人間でも投資は出来ます・・」という事実です。

ダメ人間?

ハイ。

こちらが【ダメ人間診断書】。

あなたも試しに 一度『診断』されてみては?
わたしは「55%、ダメ人間」と診断されました(-_-;)



「あーあ、自分ってダメだな」と思う局面は
私たちの生活の中にあります。

まず「人間関係」がダメ。
これ、はっきり言って難しいです。

ゴリ押し気味の上司、
要らないことを告げ口する同僚、
もう右にも左にも雑多な人間関係が・・。

これらをやりこなす技(わざ)を身に付けているあなたは、
相当に高度なコミュニケーション力を有しています。


なにを隠そう、
わたしは上記のような『人間関係』諸々がダメで、
自営業者になったようなものです。


次に「お仕事」はどうでしょう?

「あっ、わたしダメ。」

「ぼくもまったく。
毎日の仕事、最後尾で何とか付いていってるだけ。」
という人もいるかもしれません。


変化の激しい時代ですから、
一所懸命やってきたお仕事の内容そのものが
陳腐化するリスクもあります。

あなたが培ってきたノウハウやスキルが、
ある日突然否定され、

会社や業界や顧客の都合で
「まったく新しいやり方」に適応を迫られる・・

これって心理的にキツいですよね?

 




わたしの場合、
人間関係もそうですが『学校』そのものがダメでした。

特に高校では、

「フツーに大学に行って」
「フツーに会社員になって」
「レールから外れない程度に楽しもうよ。」

という学友の雰囲気が肌に合わなかったみたいです。
(学校の先生には「胡散臭さ」を感じていました。)

結局、高校を辞めてしまったわたしですが、
その後も『社会』にうまく適合できず、相当悩んだ時期がありました。

 

もしあなたが、学校や人間関係やお仕事などで、

「どうせわたしは大したこと出来ないし。」
「世の中にうまく適合できないよ。」と思っていたとしても、

そんなに落ち込まないでください。


こと、投資に関して言えば、
凡庸な人間でも(投資は)出来ます。

金融市場は、
私たちが思う以上に「懐が深いところ」なのです。

市場(マーケット)は
さまざまな団体、個人、法人の「取引の場」となりますが、

株式市場はなにも、
金融機関、年金基金、大企業の資金運用部や
バリバリのトレーダーたちだけの「」ではありません。

株式マーケットは、
何の取り柄もない、一介の個人の「」でもあるのです。


市場はさまざまな投資主体を抱えてこそ、市場であり、
フツーの人間が肩ひじ張らずに参加できる『スペース』が十分にあります。

 

 



 

~ダメ人間にも投資はできます。~
と云いますか、

広範な分散を施したインデックスファンドを、
毎月定額で積み立てていくという『投資スタイル』は、
凡庸な人のほうがかえって「向いている!」と云えるでしょう。


〇 毎月の習慣だけを守っていく凡庸さ。
〇 特別なことをしないという凡庸さ。

〇 柔軟性がないよという凡庸さ。
〇 近未来を予測して果敢に行動はしない凡庸さ。


〇 人の動きを察し、
世の中の動きを察し、

そして自分がどう見られているかを気にするあまり、
何か自分らしさを示さないと!」と頑張らない、凡庸さ。

どれもこれも、
「インデックス投資」にとっては(かえって)
大切な特性となります。← ホントです。

 

 



逆に、
「オレはそこそこデキる人間」と思っている人のほうが、

マーケットの深淵に脚をすくわれ、
期待したほどの収益が得られない・・。

こういった実例は枚挙にいとまがありません。


投資の忘れもの。

それは取り柄もなく目立たない人間が
単純明快なルールのもと、

株式市場と同じ姿勢でつき合い続けることで、
プラスの収益を得られるという『事実』なのです。


 

カテゴリ:インデックス投資全般

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