わたしのFP修行

カウンセリングのお申し込みという『ハードルの高さ』について

2020年10月1日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

正直、赤の他人に「お金の相談」をするのは、
とても『ハードル』が高いことではないでしょうか。

お金のことほど、パーソナルな事象はありませんから。

あと、健康(体のこと)もそうですね。

私たちは自分の体に異常をきたした際、
すぐに専門家(医師)に相談します。

それはなぜか?

体のことは「理解し切れない」ことを、
理解しているためです。


ですよね?


翻ってお金はどうでしょう?

お金は「数字の羅列」ですから、
誰でもその「量」は計れます。

収入の範囲内で生活ができていれば、
お金をコントロール出来ていると云えるでしょう。

したがって、お金のことは理解している?

そうかもしれません。

でも、
そうではないかもしれません。


(お金のことに限らず)
専門家の仕事とは、
あなたが見えにくいところを
「見えやすくして」見せて差し上げることです。


仮に、あなたが気付いていない、
あなたの「お金の問題点」が存在するとして、

それを見えやすくして解決してくれるなら、
(対面であれ、オンラインであれ)
あなたは『相談』をされますか・・?

 




いやいや、それでも
コンサルティングにどんな効用があるのか、
分かりにくいですよね。

第一、『サービスが・見えにくい』です。

何を隠そう、
サービス提供側であるわたしも
ずっと同じことを感じていました。

『サービスが・見えにくい』


本当に運命のいたずらなのですが、
今年コロナ渦のために、
当クリニックはズーム(Zoom)による「完全オンライン相談」に移行しました。

その副産物として、
カウンセリングの成果(中身)を
動画でお渡しすることが出来るようになりました。

(※ もちろん動画を撮らない選択肢もございます)


お客様はこの動画を観返すことで、
アドバイスの内容を冷めた視点で「再評価する」ことができます。

文字通り、サービスの『見える化』です。


もちろん、
アドバイザーにとって大切なのは、
Zoomというサービスの「箱」よりも『中身』そのものでしょう。

わたしは、
アドバイザーの技術(スキル)としてもっとも重要なのは
全体を見渡すこと」だと思っています。


 

そのための手段として、
カウンセリングを受けられる際は、

あなたのお金の状況を
事前に『数字・文章』にしてご提出いただきます。

〇 ご収支、ご資産
(預金、債券、個別株、投信、保険関連など)負債の情報、すべてです。

これら情報をもとに問診(もんしん)を行います。
これが「定量分析」。


〇 また、55の質問にも事前にお答えいただき、

こちらでも問診(もんしん)を行います。
これが「定性分析」です。


どうして事前に多くの「データ」をお預かりするかというと、
あなたが見えにくいところを
「見えやすくして」問題の解決を図るためには『情報』が欠かせないためです。

 



当クリニックは今月中に、
これまでカウンセリングをお受けいただいたお客様が2000名を超える見通しです。

この20年の中で、
相談者さまの個人情報は都度「分別」して管理し、
蓄積した個人情報の管理については厳重を期しています。

(これまでトラブルは一切発生しておりません。)
もちろん守秘義務を励行しています。
(事実、墓場まで持っていく守秘情報がたくさんあります・・)


あと、もうひとつ、
コンサルティングに関して、
誤解を与えてしまっていることがあります。

これは実際、お客様に以前言われたことなのです。

「カンさん。カウンセリングを受けると、
やらないといけないこと。買わないといけないもの。
いろいろ増えてタイヘンだと思っていたの・・。


??


えー、カウンセリングでは「足し算」ではなく、
基本「引き算」を行いますよ。

つまり、
資産の整理整頓のお手伝いです。

(もしかすると、
近藤麻理恵さんの
『お片付け術』にちょっと似ているかもしれません。)






アドバイザーがさまざまな角度からヒアリングを行うことで、

あなたにとって『本当に大切なモノ』と
『そうでないモノ』の取捨選択を行って、ご資産の整理整頓を実施するわけです。

それがわたくしの仕事。


情報の開示については前述しましたが、
その前に(そもそも)

アドバイザー本人、
すなわち、わたくしカン・チュンドが信用に足る人間かどうか?


文字通り「この人、人間として怪しくない?ちゃんとしているの?」を
あなたは ↓ 知りたいはずです。

 



したがって、
潜在のお客様は、
何度も何度も(相談しようかどうか)悩む中、

当ブログを含めたこのホームページの情報をはじめ、
ツイッター、YouTube、Facebook、(2004年以来の)従前のブログなど、

わたくしカン・チュンドにまつわる情報をもう縦横無尽に何度も見て、
ついでにグーグルとツイッターとYouTubeで
わたくしのことを「検索」して、
※ どちらも↑積極的にお勧めします)
「やっぱり止めておこう」
「やっぱり相談しよう」を2度、3度と繰り返し、
その後、意を決してカウンセリングの申込みをされる・・。

 

この、
お申込みに至るまでの「行動プロセス」を、
自分事のように感じられることも、

アドバイザーとしてまた重要なことだと思っています。

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