つみたて投資の強み『8ヵ条』
2020年9月16日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
「つみたて投資のキーワードって何ですか?」と聞かれたら、わたしは迷わず『自動化』と答えます。
全自動洗濯機の『自動』と同じです(^^)
たとえば、
あなたが「いつ」
「いくらぐらい」← 金額ベース
「どれくらいの頻度」で、
投資信託を買い付けるのかという、
ほんらいは【あなた自身が決める】部分を、
エイヤーと『しくみ』に委ねて、
『しくみ』に動いてもらう・・。
それが自動引き落としによる「つみたて投資」です。
という人は(多分)つみたて投資には向いていません。
『自動化』するって?
その分【時間】を買う、ということです。
「全自動洗濯機」が登場して、
主婦(主夫)に貴重な時間が出来たように、
投資に傾ける「時間」を浮かせるわけです。
(これって素晴らしいことでは?)
『つみたて投資』はふたつの作業に分解されます。
⇒ それは、
【自動引き落とし】+【自動買い付け】です。
しくみが勝手にファンドを『買う。』
なので、あなたはNetflix (ネットフリックス)で
「愛の不時着」を満喫できたりするわけです。
以下、わたしなりにまとめてみた、
これが
つみたて投資の強み【8ヶ条】です!
つみたて投資では、
1回あたりの『投資額』が抑えられます。
それは日常の一コマの行為であり、
気負いなく続けやすいのです。
たとえ、500万円分の投資でも、
月8万円ずつの「つみたて投資」に変換すれば、
月8万円ずつのみが、投資に向かうわけです。
あなたのお気持ちの中では、
つみたて投資では、
しくみが勝手に掛金を引き落とします。
(= 自動引き落とし)
つまりこのお金は、
「最初からないお金」と思いやすいのです。
「がんばって投資の原資を用意しないと!」という気負いから解放されることになります。
何かを「続ける」には、
それなりのパワーが必要です。
(フィットネスクラブが良い例でしょう)
ところがつみたて投資では、
しくみが毎月ファンドを買ってくれますから、あなたは別段、何もする必要がないのです。
〇 何をしても長続きしない。
〇 飽きっぽい、ズボラだ
〇 ついついサボることについては自信がある
という人でも、投資が続けられるのです・・。
高いときも、安いときも、
変わらず同じ商品を買い続けますから、
「えーっと、
先月はいくらでこのファンドを買ったっけ?」
なんて、いちいち思わなくなります。
よい意味で、
投資と距離が置けて、
細かいことが気にならなくなるわけです。
今儲かっているか、損しているかを意識しなくなれば、『真のつみたて投資家!』といえるでしょう。
上がっても下がっても
毎月「定額」で購入し続けるので、
「マーケットがいつ下がるか」
「マーケットがいつ上がるか」を考えても、あまり意味がないことに気付きます。
自分で「いつ」「どれくらいの頻度」、
「どのくらいの金額ベース」でファンドを買えばいいのかを考える必要がないので、悩みのタネが格段に減ります。
そして毎月「つみたて投資」を続けている間は、
「いつ」投資信託を売ろうかという気持ちも、起こりにくいのです。
元本が積み上がるプロセスが同時進行します。
この強みはもっとも重要でしょう。
つみたて投資では、
資産が少しずつ積み上がります。
(いきなりゼロから300万円になったりはしません。)
投資元本が少しずつ積み上がる『スピード』が、
初心者のあなたが
投資に少しずつ慣れていく『スピード』とシンクロするので、
投資とあなた自身が少しずつ親密になっていくわけです。
あなたはピュアな投資の1年生。
つみたて投資においても、
まだ投資元本が少ないため、
ファンド価格が大きく上下しても、投資金額ベースの増減はわずかです。
投資4年生、5年生くらいになってくると、
ファンド価格のアップダウンにも慣れてきます。
このとき、
それなりの投資元本になり、
投資金額ベースの増減額も大きくなりますが、
投資とあなた自身が【ともに成長した】になりやすいのです。
つみたて投資は毎月新たに資金を投入します。
それは毎月『投資と出会い直す』ということです。
5年経っても10年経っても、
「今、わたしは投資を行っているんだ」という、新鮮な気持ちを保つことができるでしょう。
最後に・・
「つみたて投資」でもっとも大切なことは?
上記の『強み8ヶ条』を何度も噛み締め、
つみたてを・途中で・止めないこと。
以上!
カテゴリ:つみたて投資