開業20周年に寄せて(初心貫徹は変わりません!)
2020年7月15日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
おかげさまで本日(7月15日)
当クリニックは開業満20年を迎えることができました。
月並みですが、
多くのお客様の支えがあったからこそ、
本日この日を迎えることができます。
この20年でご縁をいただいた
一人ひとりのお客様に感謝申し上げます。
(本当にありがとうございます!)
ゼロから何かを始めるときに、
20年先を想うのは
まさに雲をつかむような話かもしれません。
しかし、小さな道を作って、それを踏み固め、
また少し少し足を進めていけば、20年という月日は必ずやってきます。
(なにやら「長期投資」と似ていますね(^^;
今、振り返ってみますと、
わたしの20年の歩みは
開業前に言われた友人の言葉への「反抗」であったと思います。
2000年の4月頃、
神戸の白木屋(居酒屋)で
わたしは彼にこう言われたのです。
金融商品を売らないで商売になるわけがない。」
わたしはこの言葉を反芻し
この言葉を覆すために、
今もこの仕事を続けているようなものです。
そういう意味で、今でも友人には感謝しています(^^)
過去、6回ホームページを変え、
神戸から東京、そして徳島へと移り、屋号も数回換えて、その間セミナーを400回以上開催し、2000件近いカウンセリングをこなしてきました。
嬉しかったこと、かけがえのない経験、つらく苦しいこと、忸怩たる思いも、幾たびかありましたが、
変わらぬことが『ひとつ』だけあります。
金融商品の販売・斡旋にはタッチしないこと。
わたしは純粋な相談業(カウンセリング業務)にこだわり続けています。
「なぜ」そこに拘ってきたのか。
その理由はシンプルであります。
資産運用の「相談先」を分けたほうが、
つまりは、お客様の利益になると・・。
でも、です。
資産運用の購入先と
資産運用の相談先を「分ける」と、
上のように書くのは簡単ですが、
お客様自身がこれを「便益」と捉えるかどうかは別の問題です。
この理屈が腑に落ちるには
自身のお金や生活について、深く思慮できる「度量」が必要でしょう。
当クリニックのような『お金の相談業』が存在できているのは、
この20年で日本の消費者のお金に対する『考え方』が、いかに成熟してきたかという事実の裏返しでもあります。
今後もお客様のお一人おひとりから、
サービスの対価としてフィー(料金)を頂戴することができるか?
これが当クリニックの存続のカギです。
それは投資信託クリニックが、
相談者さまに「付加価値」を提供し続けられるか?という問いに他なりません。
また、長く同じ仕事を続けていると、
どうしても「初々しい緊張感」に欠ける場面が出てきます。
明日、お会いするお客様は、
わたしにとっては2000名近い相談者さまの「おひとり」ですが、
お客様自身にとってはまさに【意を決して】臨まれる、【一生に一回の】カウンセリングかもしれないわけです。
その事実を、
いつまでも忘れないよう、明日からも精進してまいります。
(健康に留意しながら、もう1回だけ20年を続ける所存です。)
引き続き、ご愛顧のほど、よろしくお願い致します!
カテゴリ:業務連絡