100年ライフプラン

愛と時間とお金の三角関係について(オリバー・ツイストに学ぶ)

2020年7月14日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

ロマン・ポランスキーの映画に
「オリバー・ツイスト」があります。





 

この映画を観ると19世紀前半、産業革命後の
工業社会・黎明期の様子がよく分かります。

主人公のオリバー少年の境遇を鑑みるまでもなく、
当時は「貧富の差」が激しい
けっこうギスギスした世の中だったのです。

 

この時代、人は「動く機械」を手に入れました。

 


この「動く機械」を用いることで、
人は「モノ・サービスを生産する能力」を
飛躍的に高めることが出来るようになりました。

行き交うモノ、ヒト、カネが格段に多くなり、
世の中全体がにわかに慌しくなります。

これまでとはまったく違った「スピード」で社会が動き始めたわけです。



ところで・・、

 

「動く機械」を
「IT(情報技術)」に置き換えてみてください。


違和感はないですよね?

 

 




どうして『産業革命』という言葉が使われるかというと、

長い目で見ると
技術(テクノロジー)が
人の生活をポーンと飛躍させる時があるためです。

 

まさに今、2020年も
(何度目かの産業革命に)当てはまる時期なのもしれません。

 



かつて工業化社会への移行で、
農民の多くが都市に出て、労働者になりました。

今、本格的なIT社会に移行する中で、
会社員の一部が職場を離れて、
自分で自分を雇う形態になるなど、働き方が多様になりつつあります。

 

 




前述のオリバー・ツイストですが、
「貧富の差」が激しい世の中で

では、
オリバー少年は農村に帰り、
農民として過ごしたほうが「幸せ」だったのでしょうか?



あるいはあなた自身は、

 

「昔の、ほのぼのとしていた
昭和の時代のほうが良かったな。」なんて思われますか?




ポーンと比較するテクノロジーは、
ときに人を翻弄しますが、
(基本は)あくまで人の暮らしを豊かにするために存在します。

では、
この200年で
(暮らしを豊かにするということで云えば、)

私たちは一体『なにを』手に入れたのでしょうか?


それは
(間違いなく)『時間』でしょう。

 

 



 

オリバー少年の時代は、
己(おのれ)という肉体資本を唯一の元手に、

生まれて物心ついたときから、
今日のご飯のために
働いて働いて、働きづめの毎日でした。


そして、
自分の子どもが結婚するかしないかの内に「死んでいく」。

そんな人生が大半だったのです。



オリバー・ツイストに描かれた生活では、

「老後」という概念に乏しく、
「青春」という言葉はまだ生まれてさえいなかったのです。

 

 



 

では、自由な時間はなかったけれど、
愛(幸せ)に溢れていたという可能性は?

もちろんあります。


が、オリバー少年の頃は、
経済的にみてもかなり貧しかったことは事実です。

そう『お金』の不足です。

 

 

当然ですが、
愛、時間、お金は互いに影響を及ぼし合っています。

 

 

 

よく「お金」よりも「愛」という言い方をしますが、
「お金」や「時間」がある程度あることではじめて、
「愛(幸せ)」を育む余裕も生まれるのではないでしょうか。


そして最後に
(もっとも難しいのは)
『時間』と『お金』の順位付けかもしれません。



これはわたしの勝手な想像ですが、
情報化社会が本格化すると、

『お金』よりも『時間』がより重要な資産であると認識する人たちが増えるのではないでしょうか?

そしてその時間をどう生かそうかと思案できることこそ、
豊かさの証しであるとわたしは思います・・。

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