投資ビギナーが最初に感じる「強烈なマイノリティー感」について
2020年6月30日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
わたしも最初、感じていました。
もしかするとあなたも当初、
そういう気持ちを抱いたかもしれません。
投資ビギナーは最初
「強烈なマイノリティー感」を抱くものです。
自分はこの行為を「良かれ」と思ってやっているのに、
周りの人はどこか「奇異な目」で自分を見ている・・。
あれ?
もしかしてワタシが間違っている?
そういう気持ちに
ついついなってしまいがちです。
資産形成を志して投資を続ける行為は、
別に誰に迷惑をかけるというものではありません。
法律に触れる行為でも
特異で風変わりな行いでもないのに、
どこか「独り感」を感じてしまう・・。
先日、こんなツイートを見かけたのです。
積立NISA、本読んでネット調べて、少額からでも始めたいなと。
— きてぃ (@kitty_kitty518) June 26, 2020
「投信やりたいんだよね、詳しくはまた話すね」と夫に言ったら、あからさまに嫌な顔
ギャンブルと同じだと思ってるみたい
積立NISAとも言ってないし、リスクもゼロでない。税金メリットもあるから、また話すと言ったのにな
悲しいなぁ
きてぃさんの「残念感」とてもよく分かります。
わたしはこれまで、
投資を続ける中で「ちょっとした疎外感」や
「独り感」を感じている人を、たくさん見てきました。
していない人のほうが圧倒的に多いので、
マイノリティーであるのは仕方がないのですが、
何となく「白い目」で見られるとつらいものです。
ただ、
きてぃさんのツイートのケースって、
決してご主人が悪いわけではないのです。
きてぃさんとご主人の、
資産運用に対して抱いている
『情報量』が単に違うだけだと思うのです。
最初はみな、
投資のことなど知らずに過ごしていますね。
(= 情報量が『ゼロ』です)
巷で流布している「固定観念的な投資のイメージ」がそのまま、あなたが抱く投資に対する『印象』になってしまいます。
逆の言い方をすると、
きてぃさんも、わたしも、そしてあなたも、
少しずつ投資について勉強を重ねる中で、
「固定観念的な投資のイメージ」から脱却していったわけです・・。
そうですよね?
投資に対して重層的な情報量を持つに至り、
やっと投資に対して『違った印象』を抱くようになるわけです。
今はまだ
ご主人にこちらの意図が伝わらず、
「無力感」を感じるかもしれませんが、
少しずつ少しずつ、
時間をかけて、
ご主人の「情報量アップ大作戦」を実行してみてはいかがでしょうか?
大事なポイントは・・
決して慌てないこと。
(資産運用そのものと同じ。)
わたしも妻に「つみたて投資」を始めてもらうまでに10年かかったくちです!ww
半年か1年くらいしたら、
何かの話のついでに30秒くらいだけ、
今の投資の成績について「さらっと」言及してみてください。
また、半年か1年くらいしたら、
投資の成績について(また何かのついでに)「さらっと」呟いてみてください。
3年、4年と月日が経って、
あなたの資産が増えているのを聞いたパートナーは、
もしかすると『少し』興味を持ち始めるかもしれません。
その信号を察知したら、
(人間とは知的好奇心の塊ですから、)
ごく初心者向けの↓投資の本などを、
サイドテーブルになにげに置いておくとよいでしょう。
(決して勧めてはいけませんよ。)
カテゴリ:投資家の感情リスク