金融機関にモノ申す

セゾン投信の社長が中野さんから園部さんに交代!(ここから『理念』作りが始まるのです)

2020年6月24日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドなどの運用で知られるセゾン投信が、役職の異動を発表しています。

 





画像元:セゾン投信(リリース)


 

今回、中野さんが代表取締役会長に、
園部鷹博さんが新たに代表取締役社長に就任されました。

おめでとうございます!(ご英断だと思います。)




これまでセゾン投信は中野晴啓さんが会社の「顔」として、文字通り東奔西走されてきました。

しかし人間は年を取ります。

また、ひとりの人間に過剰に頼ってしまうのは、
資産運用会社のビジネスモデルとしてはリスキーです。


 

なぜなら、
投資信託の運用は40年、50年と続きますが、
ひとりの人間には寿命があるためです。


(縁起の悪い話で恐縮です、中野さん!)


セゾン投信は
ファンドを直接販売する運用会社として、

これまで明確な『理念』を掲げ、
活動を続けてこられました。

 

〇 世界の経済成長を捉える資産運用
〇 生活者の資産形成をサポートする資産運用
〇 投資執行として「つみたて」を唱え、「長期保有」を呼びかける資産運用


上記を今読み返すと
「当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、


2007年当時に、
この『理念』を掲げたところが凄いのです。

 


そして、13年後もブレずに
それを続けているのもまたスゴイと思います。

 

 



当クリニックのお客様にも、
セゾン投信のファンドを持たれている方が多数おられます。

 

「カンさん。
もし、近い将来中野さんがいなくなったら、どうしたらいいのでしょう?」


という質問がカウンセリングであるかもしれません。




基本、ぜんぜん心配する必要はないと思います。

 

創業者がいなくなったあとも、
創業者のイズムを引き継いでいくのが、資産運用会社の『仕事』だからです。

 

まさに、セゾン投信という会社の真価が問われるのは「これから」でしょう。

 

 

中野さんはまだまだ会長として頑張られると思いますが、

いつの日か『創業者』が一線から退いたあと、
会社の隅々にまで(まるで空気のように)
その『理念』が根を張っていれば、

そのときはじめて
それは『本物の理念』となるのです。

 

 

 


運用会社に求められるのは、
生活者の一生と平行して走る投資信託の存在であり、
それは自然と、世代を跨ぐものになっていくはず・・。


誤解を恐れずにいえば、
運用会社の社員の皆さんは、
次の世代の社員への「引き継ぎ役」なのですね。

 

わたしは100年続く投資信託が見てみたいです。
あなただって
100年続く投資信託を、見てみたいでしょう?

 


セゾン投信の『無形資産』は、
ヤリが降ろうと嵐が吹こうとつみたてを止めず、

またファンド価格が多少上がっても小さな利益には目もくれず、じっと大地に根を張って長期投資を貫く一人ひとりのファンド保有者の質の高さです。

 

 

今回中野さんが園部さんにバトンを渡したのも、
100年続く投資信託を実現するためだと、わたしは勝手に思っています。

 

これまで育んできた中野イズムを、
新しく社長になられる園部さんはじめ、
セゾン投信の社員の皆さんが血肉として引き継いでいかれることを願って止みません・・。

 

日経新聞の良心田村正之編集委員が
さっそく記事にされています。

〇 セゾン投信、中野氏が会長に 「保有者損益を重視」
(中野さんへの質問が的確!)

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