世界でいちばんインデックス投資に向いているのは日本人?
2020年6月1日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
インデックス投資家は、市場平均に投資を行う人です。
換言すれば、
『平均』を取れればいいや。と割り切っているわけです。
わたしは別に過大なリターンを求めているわけではありません。
長く投資を続けて、
たとえば年3%、4%くらいの収益があればいいと思っています。」
こんな思いを吐露される方が、
当クリニックの典型的なお客様像です。
これって、
分(ぶん)を知る、ということではないでしょうか。
「本分」とは、
あなたが出来ること、
あなたがほんらい果たすべきことを指します。
たとえば、
「年3%、4%くらいの収益でよい」というお言葉は、
あなたが、あなた自身のことを知っていないと(なかなか)出てこないのでは?
また、外の世界、
この場合は資産運用というフィールドの
『現実的な景色』を知っているからこそ、
「年3%、4%くらいの収益」という言い様ができるわけです。
このような物事の把握のしかたって
『インデックス投資』そのものだと思いませんか?
また、インデックス投資は「シンプル」でもあります。
その投資手法は中学1年生でも理解できます。
この「シンプルさ」を希求することは、
日本人がほんらい持っている
【足るを知る】という精神に通じると考えます。
『無駄な要素をそぎ落とし、余計な動きをしない』ということ。
(結果としてコストも安くなります)
無駄なコストをかけないことも、
日本人が昔から持っている『質素・倹約』の精神に通じますね。
そう、わたしは真面目に
日本人こそ世界でいちばんインデックス投資に向いている人。と思っています。
『石庭』で有名な、
京都の龍安寺がありますが、
あのお寺さんでわたしが好きなのは以下の蹲踞(つくばい)です。
吾
知 口 唯
足
口(くち)という漢字が、
4つの言葉の、
共通の部首になっているのですね。
時計回りに読みますよ・・。
すると、
文字として書くのは簡単ですが、
「吾 唯 足 知 (われ、ただ足るを知る)」の
心境に達するのは一筋縄ではいきません。
それなりに鍛錬が必要です。
我慢強さ、同じ姿勢で物事を続ける粘り強さがあってはじめて、
「吾 唯 足 知」に至る・・。
やっぱり貴方はインデックス投資に向いていると思います(^^)
カテゴリ:インデックス投資全般