つみたて投資

スポット投資は危険な賭け?

2020年5月20日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

マーケットは未だ一進一退の状況です。

3月の下がり方に比べれば、
4月は瞬く間に回復へと向かい、

「カンさん。そんなに心配しなくてよいですよね?」
という質問もしばしば頂戴しました。

いや・・、
まだ油断は禁物だと思いますよ。




市場が回復への「安定軌道」に乗ったと言い切れない理由は、マーケットの変動そのものが(まだ)「安定的」ではないためです。

ボラティリティ・インデックス(VIX指数)という物差しがあります。
これはアメリカの代表的株価指数
「S&P500」のブレの大きさを指数化したもの。

正確に言いますと、

 

投資家が今後、株価の振れ幅(ボラティリティー)をどの程度見込んでいるかを示す「株価変動率指数」なのです。

 

 


 

 

VIX指数は「20」を超えると不安心理が高まっていると解釈されます。

ボラティリティ・インデックスの数字が大きいほど、
実際、値動きが激しいわけです。

たとえば3月16日には、
VIX指数はナント「82.6」を付けました。

これは2008年のリーマンショック時に匹敵する数字です。



その後、VIX指数は下落傾向にあります。
それでも5月19日の数字はまだ「30.53」です。

 





画像元:Bloomberg


アップダウンの「波」がまだまだ大きいということは、
顕著なダウン(下落)が現れるようなとき、
ヒト(投資家)はスポットで資金を入れたくなるということです。

<お気持ちは分かるのですよ。>

 


しかし、スポット投資を意識すると、
ヒトは毎日「マーケットの変化」を見ることになります。

『時間の刻み方』でいえば、毎日 です。


特に4月から5月にかけては基本、回復基調であったために、
この先仮に、日に3%、4%下げるような日が訪れたりすると、

まさに日々の「市場の変化」に呼応してしまい、
気持ち的に「そわそわ」して、
資金を入れてしまう(=スポット投資)危険性があります。


 

私たちは現時点で、
市場の混乱期が「30分程度の一話完結のドラマ」なのか、

それとも1シーズン8話くらいまでを織り込んだ、
「シーズン4」まで続く「長い長いプロセス」なのかを、

正確に把握し切れていません。

 

 

 


スポット投資に舵を切り、
下落のたびに資金投入をすることで、

万一訪れるかもしれない「ほんとうの底」に至る前に、資金が枯渇する恐れがあります。



それに対して、
シンプルにつみたて投資を続ける、
あるいは「増額のつみたて」に徹することで、

『時間の刻み方』は 毎月 をキープできます。


たとえば、今から10ヶ月後は、
2021年の3月20日です。

これをスポット買いという姿勢から見ると、
10ヶ月 = 約300日であり、

膨大な日々(=マーケットの営業日)が横たわっているように感じます。

しかし、つみたて投資の視点では?
向こう10ヶ月でも資金投入は10回のみ」です。

 

 

 



仮に今後の資金投入「20回」をイメージして、
その間、少し多めのつみたて金額を設定したとしても、2022年の1月まで対応ができることになります。

 

もちろんマーケットの混迷が
2022年のはじめまで続いているかどうかは分かりません。

(仮にイメージよりもずっと早く「安定的な市場」が回復していれば、その時はその時で通常のつみたてに戻し、粛々と元のつみたてを続ければよいわけです)

スポット投資は危険な賭けになり得ます。

 

 

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