指数のお話

MSCIコクサイ指数に占める米国の比率がはじめて70%を超えました

2020年4月28日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

あなたが「外国株式インデックスファンド」や
「先進国株式インデックスファンド」に投資をしていれば、

何を運用の基準にしているかというと、
MSCIコクサイ指数という物差しです。

先進国株式インデックスファンドは明確に
MSCIコクサイ指数との連動を目指しているのです。

『MSCIコクサイ指数』とは?

日本を除く北米、西ヨーロッパ、オセアニアなど
22ヶ国の先進国株式を束ねた株価指数のこと。



【コクサイ】という日本語が冠せられているように、
この指数は日本の投資家用に作られています。

(日本以外の先進国株式を束ねた指数に、
たとえばカナダ人の需要があるとは思えませんね。)


このMSCIコクサイ指数の『国・地域別比率』において
アメリカの割合がはじめて70%を超えました(3月末時点)




画像元:MSCI


これってどういうこと・・?

ご承知の通り、
新型コロナウイルスの感染者数がもっとも多いのは?
米国です。

しかし、
他の先進諸国、特にヨーロッパの市場に比べ、
株式市場の戻りがいちばん早いのが
(何を隠そう)米国なのです。

そもそも、
産業の基盤が情報通信関連に移行しているから?

一部の州で経済活動再開に向けて具体的に動き出しているからでは?
それともマーケットが(単に)経済回復を楽観視し過ぎている?


何はともあれ、
どこの国も株式市場は下落していますが、
アメリカの落ち込みがもっとも「まし」になっているのは事実です。

その流れで、
MSCIコクサイ指数に占めるアメリカの比率が7割を超えたということ。

「やっぱり米国株式は強いね。」
はい、まさにそうです。

「やっぱり米国株のインデックスファンドが最適解でしょ。」
はい、そういう考え方もあると思います。




たとえばこの10年位、
米国株式が最強だったことは、
(実は)MSCIコクサイ指数の国・地域別比率の『変遷』を見ることでも分かります。






2010年9月30日時点) 画像元:東京証券取引所




画像元:MSCI


アメリカ株式ファンドのみを買っていると、

全体図から見た米国株式の「良さ」「悪さ」が
かえって見えにくくなる恐れがあります。


もしあなたがまだ30代なら、
別にアメリ株式のみに「投資対象」を絞らなくてよいと思いますよ。

超長期の時間軸では
『先進国』『新興国』の中身も変遷し、

『先進国』の中にいくつも新たな国や、
何百という新たな銘柄が入ってくる可能性があります。

地域型(リージョン型)のインデックスファンドの良いところは
『変化』についていきやすいという点なのです。

 


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