100年ライフプラン

新入社員の皆さんへ!(会社とは有期の付き合い、お金とは一生の付き合いです)

2020年4月16日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

4月から新社会人になられた皆さん、おめでとうございます!!


でも、今年はリアルの入社式もなく、
会社の研修も(おそらく)オンライン上で行われているのでは・・。

今年(2020年)は『コロナの年』として
長く記憶されることになるでしょうから、

「えっ、就職したのっていつ?」
という話題になれば、
「コロナウイルスの年だよ。」ということで、

パッと瞬間的に覚えてもらえるはずです。



ハイ、やはりあなたは何か『持っている』のです(^^)

 




これだけ多様になった社会ですから、
あなたの職場も、そしてその雰囲気も多種多様であることでしょう。

今、あなたが立っている場所がまさに「出発点」!

 

ここからさまざまなドラマが生まれて、
自分がその中で成長し、
そして素敵な出会いがあるかも・・


と、あまり期待し過ぎないことです。

すみません。)


わたしの持論は何を隠そう『成人式は30歳に!』です。

 

それに従うと
20代というのは「さすらいの時期」「準備の期間」です。

何のための『準備』かというと、
あなたをあなたらしく固めるための準備です。


周りを見渡してみてください。
「ワタシの目標は○○で、そのために向こう3年□□で、△△をマスターするの!」という、自信満々な人ばかりですか?



「暗中模索・・」

「今、何も見えてない、よく分からないよ。」で
いたってフツーなのです。


人生は「振り子」と同じ。

 





 

頭の中にピンポン球がいくつも飛び交って、
ああでもない、こうでもないと、

悩みながら
焦りながら
落胆とやるせなさを何度も経験しつつ、

 

でも「そんなモヤモヤの振り子」が、
逆に振れた場合の「伸びしろ」も、
また大きくなるのだとわたしは思っています。

 


私たちはたいてい「仕事」を通じて社会とかかわっていますが、
(あなたは就職したわけで、)
決して 就社、したわけではありません。



「この会社の社会的インフラ、人間関係などを向こう5年くらいうまく利用してやろう!」くらいの気持ちでいいと思います。

「職種」「仕事」はどんなふうに変わっても
懸命にやらなければなりませんが、← お金を得るわけですから。

「会社」は乗り物(ビークル)であると割り切ることが必要です。




せっかくの機会ですから、
会社の中、取引先、ちょっとした知り合い、

すべての人をよーく観察してみましょう。

実にいろいろな人間がいて
それぞれが社会を構成している因子であると感じるはず。

 

ひとりひとりの言動を観察していると、それがどんな立場の人であれ、
人間にはたった『二種類』しかいないことに気付きます。

それは自分の言葉で話す人と、
他人の言葉で話す人、です。



先ほど20代は「準備の期間」です、と言いました。

その中で経験することに『ムダなことはひとつもありません。』



あなたはどうか、
『全身乾いたスポンジ状態』になって、
酸いも甘いも吸収してみてください。

 

 



 

そして(いつか、)
自分の言葉で話せる人になりましょう・・。


あっ、それからお金のことです。

間違っても、
「老後のことが心配」とか言って、
給料でもらうお金を手元に置き過ぎないようにしましょう。

 

とても若いうちから、
とても大きなお金を
自分の近くで安全に置いておくと、

あなたもお金も、成長しなくなります。

 


わたしは20年近くFP(ファイナンシャルプランナー)として仕事をしていますが、
真剣にそう思っています。

 

30歳になったとき、手元の預金残高が60万円しかなくても、
ぜんぜん大丈夫です。

20代のうちは、
お金で投資をしようとするのではなく、
あなたという資産に投資をするべきでしょう。



先ほど、こう言いましたね。

 

どうか、
『全身乾いたスポンジ状態』になって
酸いも甘いも吸収してみてくださいと。

 


残念ながら、弾力を持って
なんでもぎゅーっと吸収できる期間は、人生のうちでそんなに長くはありません。

そのうち肌もカサカサに乾いてきて、
そのうち次の電車に乗るためにちょっと走ったりすると、
息切れがなかなか収まらなくなります。

 

それに気づいてから、
自分に投資し始めても、もう、遅いのです。

 

 



 

あっ、でも「つみたて定期」だけはしてくださいね。
月5000円くらいでいいです。

毎月自動でお金を積み立てる習慣は、
のちのちきっと役に立ちますから・・。

そして、あなたの会社では、
「企業型の確定拠出年金」という
長ったらしい名前の制度を実施しているかもしれません。

 

その際は、難しく考えず、
株式50・債券50、ないし、株式60・債券40の「バランス型ファンド」を100%選択してください。

 

 

もし、「パッシブ型(インデックス型)」と「アクティブ型」で分かれていれば、
「パッシブ型(インデックス型)」を選んでください。

(それからマッチング拠出というものがあれば、
それも最大限拠出しましょう。)

医療保険も終身保険も介護保険も、まったく必要ありません。


最後に・・
今日の記事は、25歳まで放浪していて、
26歳でなんとか知り合いの不動産会社に滑り込んだ「はぐれ者」のアドバイスです。

ことば半分くらいで聞いておいてくださいね。

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