経済よもやま話

2009年2月28日のブログ記事から(11年前の二番底のお話)

2020年4月3日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。 

実は昨日のブログは、
かつて書いた自分のブログに触発されて書きました。

わたしは2009年の2月28日、
グローバル金融危機のど真ん中にいるとき、
次のような記事を書いています。

 



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27日金曜日のアメリカ市場は続落しました。
アメリカ株式の代表的な指標 S&P 500 は、
1996年12月以来の安値となっています。

08年9月の金融危機発生以来、
恐れていた「二番底」が現実のものとなってしまいました。

人の知的冒険心がなせる業である「世界貿易量」も、
今年は1982年以来のマイナスとなる模様です。

グローバル経済の実質成長率も、
ゼロを下回る可能性があります。

人の気持ちも、モノ・サービスも、お金も、
すべてシュリンク(収縮)してしまっているのです。

「もうマーケットと関わりを持つだけで嫌気がさすよ」

 

と感じている方も多いのではないでしょうか。

これは理屈ではなく、
自分が関わっている分野で、
日々状況が悪くなるのを見聞きするのは正直いって耐え難い「苦痛」なのです。

このようなときは、
金融機関から送られてくる郵便物を
いちいち開けないほうが賢明です。

ネット証券にもログインしないほうがよいでしょう。

新聞の経済欄を読めば読むほど、
人と「不景気」の話をすればするほど、

私たちは実態以上に【悪さの確認】をしてしまい、
知らず知らずのうちに「悪さモード」を、体内に溜め込んでしまいます。

今の状況では(誤解を恐れずにいいますと)、
「悪さ」と程よい距離を保つことが必要なのです。

この6ヶ月だけのマーケットを見ると、
「ただ、下がり続けているだけじゃないか!」
と思われるかもしれませんが、

しかし、9月、10月のセンチメントと、
今、現在の投資家の感情は明らかに異なっています。

ひと言でいうと、
「心配し疲れた」という状況でしょうか。

株式市場も出来高が減っており、
もはや「多く下げた」だけではニュースにもなりません。

なにか妙な静寂と開き直りのような雰囲気が市場に漂っています。
(もしかすると今が、もっとも暗い時間なのかもしれません。)

・・・・・・・・・・・・・・

2020年です。

わたしが株式市場の二番底が来ると感じているのは、
まだマーケットには、
妙な静寂も、開き直りのような雰囲気も漂っていないためです。

今はよい意味での「鈍感力」「いい加減さ」という武器を持って、
ときをやり過ごすのが投資家として正しい選択だと思います。

(あっ、つみたては続けながら、ですよ!)

 


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