カン・チュンドの『つみたて投資』拡大宣言。
2020年3月19日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
都内では桜が咲き始め、
春めいた空気が漂いますが、
マーケットでは
容赦なく冷たい雨が降り注いでいます。
以前の記事、
【今やってはいけないこと(それは)安易な買い増しです】
の中で、
多少の「下げ」で
安易に買い増しをしないよう警鐘を鳴らしました。
今回、
当クリニックが掲げる【暴落の定義】
米国ダウ平均なら、
「29,000ドル」 ⇒ 「20,000ドル以下」
日経平均株価なら、
「24,000円」 ⇒ 「17,000円以下」を
双方クリアしたため、
(= 直近の高値から『30%超のマイナス』が発生)
このブログでも、
はっきり『暴落』と記します。
そしてわたし個人として、
『つみたて投資』拡大宣言をします。
地上は雨が降り止みませんが、
かなた雲の上では
(にわかに信じられないかもしれませんが、)
空は晴れ渡っています。
長期投資家として必要なことは
今この瞬間の出来事に反応するのではなく、
6ヶ月後、1年後の『景色』を妄想することなのです。
わたしは
わたしの「つみたて投資人生」の中でも、
そう何度もない『千載一遇のチャンス』がここから訪れると考えています。
※ ただし、ご注意!
以下の手法は不特定多数の皆さまに
普遍的にお勧めできるものでは決してございません。
お仕事がきちんと存在していること。
ココ、重要。
仕事があってはじめて(続けられる)運用ですから。
2.手元に潤沢な安全資産を有していること。
3.今後、さらなる株価の下落、
あるいは株価下落の長期化といった多くの不確実性(リスク)を、
許容し保持できる【胆力】を持っていること。
これらが「前提条件」となります。
わたし個人は
株式市場が暴落に至ったと認識したため、
資産ベースで割合が増えた先進国債券を売って、
割合が減った先進国株式インデックス、
新興国株式インデックスを買い増します。
※ ご注意!
誰にでもお勧めする手法ではございません。
このような市場環境下では
年1回、半年に1回の
『通常のリ・バランス』が遂行できるだけで立派なことです。
また、わたしは、
毎月のつみたて金額を
通常の3倍にして「買い増し」をスタートさせます。
※ ご注意!
誰にでもお勧めできる手法ではございません。
このような市場環境下で、
『通常のつみたて』を継続できるだけで素晴らしいことです。
(以下あくまでわたし個人の場合ですが、)
手元の現預金(安全資産)と、
投資信託(先進国債券、先進国株式、新興国株式)の
『骨太割合』を、
安全資産:投資信託 = 20:80 と規定しています。
ですが現状、
かなり「安全資産」の割合が多くなっています。
『安全資産 20% 投資信託 80%』に戻すための
つみたて金額の増加とも云えるでしょう・・。
さて、ここでのポイントは何でしょうか?
あくまで『つみたて金額』を増やすことで
買い増しを継続させましょう。
自動引き落しの「つみたて」の
『金額』を増やすだけですから、
自分の心の迷いで
良くない選択をしてしまう可能性が減ります。
これも重要で、
1ケ月に1回のつみたて金額を増やすということは、
自身の「買いたい」気持ちを自制しながら、
中期にわたって買い増しを続ける意思表示にほかなりません。
(ここに至っても決して慌てない・・)
わたしの計画では
以下 1.2.いずれかの状態に至った場合、
つみたて金額の増額は終了し、
もとの「通常つみたて」に戻す予定です。
直近の高値から『マイナス15%』の地点まで戻した場合。
すなわち(数字はおおまかです、)
米国ダウ平均
「29,000ドル」⇒「24,600ドル」
日経平均株価
「24,000円」⇒「20,400円」まで共に戻したら、
つみたて金額の増額は終了。
わたしのトータル資産配分
安全資産:投資信託 = 20:80 にまで戻した時点で
つみたて金額の増額は終了。
いずれにしろ、
わたしのつみたて投資「拡大宣言」にはリスクが伴います。
最大のリスクとは?
現在の下落が(実は)まだ五合目あたりで
今後さらなる下落が続き、
かつマーケットの低迷が長期化する(数年~5年位)点です。
が、しかし、それでも、
わたし個人は『市場が安く買えること』に
大いなるメリットを感じる一人です。
マーケットが荒れ狂い、乱気流を繰り返す中、
やがて下落そのものにも注目が集まらなくなり、
多くの人やお金が無言で立ち去り、
まるで地方の廃れた公民館のように
誰も寄り付かなくなったマーケットになっても、
小さな足音ながら
小さな金づち(意思)を持って、
コツ
コツ
コツ
コツ
コツと、
わたしは市場にお金を入れていきます。
「暴落はピンチではなく、チャンスなのです。」
カテゴリ:つみたて投資