つみたて投資

つみたて投資の『泣き所』とは?

2020年3月12日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。 

11年前にリーマンショックが起こったとき、
「これで投資に対する印象がまた悪くなってしまうな」と
わたしは思っていました。

ハラハラどきどきではない、
狩猟型の「大きな獲物」を追うタイプでもない、

貯蓄の延長上にある、
農耕型の
コツコツ投資を紹介できないものかと思い、

翌年2009年に『積立て投資術』の本を書いたのです。


毎月自動引き落しで
インデックスファンドを「定額」で積み立てていく。

つみたてという行為は、
堅実で努力型の日本人のマインドに合っていますし、

しくみが
(あなたに代わって)
ファンドの買い付けをしてくれるので、

まさに・・『放ったらかし』。

 



「ズボラな貴方でも必ず続けられます・・」と、
ブログで何度書いたか分かりません。

が、しかし、

つみたて投資にも『泣き所』はあります。

 


長く「つみたて投資」を続けるお客様が増え、

その運用資産額が
1000万円とか2000万円ベースになってくると、
もうリスク資産がかなり積み上がっているわけです。

たとえば、
先週(3月第1週)のような
急落につぐ急落の場面』では、

一括投資を行った人と同じように
運用資産の【急落】という洗礼を受けてしまいます。

・・これは事実です。・・

そして
その瞬間で見れば、

つみたて投資家にとっても
それが「きつい出来事」であることに変わりはありません。

 



ちょっとここで窓を開けて
空気を入れ替えましょう。

仮に、です。

先週(3月第1週)のような
ドラスティックな市場の動揺が
7日~10日程度続くとします。

そもそも、ですが、
「あなたは合計でいったい何日間、
つみたて投資を続けられるのでしょうか?」

 

仮に、です。32年「つみたて」を続けたとすると、
それを『日数』に直すと・・

11,680日になります。

とてつもなく長い年月ですね・・。

32年間の中で、
あくまでわたしの私的なイメージですが、

市場の急落、長い調整、そして暴落と、
マーケットが大きく動揺している、

 

つまり「大きく下がる日」を

―ここではダウ平均や日経平均株価が
1日で3%以上下がる日とします。―

経験する日数って、32年間の中で
一体何日くらいになるものなのでしょうか?


100日? 300日? 500日?

それとも計700日くらい?

 



たとえ「大きく下げる日」が
計700日程度あったとしても、

それは
11,680日から見れば、たった「6%程度」です。


『つみたて投資』という便利なしくみの中で、

あなた自身が残りの 10,980日を
とくに意識せずにやり過ごせるのなら、

あなたにとっての負荷、
厳密な意味でいうところの

リターンを得るために耐えなければいけない、仕事としての日数は
32年間で、たった700日程度なのです。

 

もちろんこの700日は
けっこう「きつい」です。
つらいと感じるでしょう。

なにせ、
市場平均が
1日で3%以上下がるのですから・・。


でも、
この『大きく下がる局面』で
あなたがあなた自身の仕事をきちんと出来れば、

「つみたて投資」で成功する可能性はうんと高まります。

えっ、仕事の中身ですか?

 


なにも・変えず、動かないという仕事です。

つみたて金額を変えず、
つみたてを続けるという『お仕事』ですよ!


最後にチャールズ・エリスさんの名著
『敗者のゲーム』から引用しておきましょう。

「投資の世界では、感情は
必ず間違った方向に投資行動を導くものである。

気分の高揚している時
(たいていは市場のピーク)は株を買いたくなり、

不安を感じる時
(たいていは市場が低迷している時)は
売りたくなるものである。

健全な長期投資にとって、直感こそが敵であり、理性こそが友である。


今しばらくガマンの時期が続きますが、大丈夫ですよ、
明けない夜はありません・・。

 

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