下落が続く中での心臓のバクバク分かりますよ、わたしもそうでしたから
2020年2月28日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
最近、目の痒みがひどくなっています。
(花粉症です(-_-;)
ですので?
昨日、花粉症用の目薬を買い求めました。
(仮に)あなたが来月、
賃貸借契約の更新時期を迎えるとしたら?
契約更新の書類を出します。
あした靴下が破れたら?
わたしならユニクロに買いに行きます。
⇒「すぐさま行動を起こす」
私たち人間は
そんなふうに出来ている生き物ですね。
株式市場の下落が続く中、
⇒「それに対応し」
⇒「すぐさま行動を起こしたい」
というあなたの気持ちはよーく分かります。
(生き物としては『まっとうな反応』です!)
が、しかし、
ここは『ナマケモノ』のように
何もせず、
投資関係の情報はできるだけ遠ざけてやり過ごすのがベストでしょう。
この1、2年で資産運用を始めたあなたは正直、
「こんなはずじゃなかった」と感じていませんか?
「あーあ。
下落相場に遭遇してしまった自分はツイてないな」と
落胆していませんか?
何度も何度もスマホ画面で
(ファンド価格の)マイナスの数字と、
損益のマイナスの%を確認してしまっているあなた。
もう「ガーン!」と
頭のうえに重たい荷物を乗せられたみたいで、
目がチカチカし、冷汗が出てきて、
知らず知らず鼓動が早くなったり、
気付かないうちにため息が出ていたり・・・・、
お仕事に集中できなくなったり・・。
投資信託で損失を抱えたことは、
パートナーには言えないよなと嘆いてみたり・・・・。
分かります。
わたしもまったく同じことを2008年に経験しましたから・・。
あなたはぜんぜん悪くありません。
損失を抱えることは
株式投資という長い物語の中で
あらかじめ織り込まれている「シナリオ」の一部です。
だれもが経験することです・・。
株式市場という所はときに
生後6ヶ月の赤子のように振る舞いますから、
もう意味もなく泣き喚き、
体を大げさにゆすって周りを困らせるのです。
(そしてそれが「しばらく」続くこともしばしば。)
ですが、このようなマーケットの動揺は
あなたの「せい」ではありませんのでどうぞご安心を。
下がり続けるマーケットはありません。
これは
「上がり続けるマーケット」がないのと同様です。
株式市場の平均値、
ダウ平均や日経平均株価が
「ゼロ」になることもありません。
(宇宙人に侵略されて地球が滅亡するとかでない限り。)
インデックスファンドで運用を行っているあなたも、
自分の運用資産が「ゼロ」になる心配は
ぜんぜんしなくてよいわけです。
大きく調整する市場はチャンスかもしれません。
つみたて投資を続けていれば、
何度か「絶好の買い場」というものが訪れます。
9割がたの投資家が嘆き悲しんでいる中、
小さくガッツポーズをする場面がこれから来るかもしれません。
つみたて投資では正直、
運用の途上で大きく下げる時期がないと「うまみ」が少ないのです。
『口数』を稼ぐ = 安いときに買い貯めておくということですから。
最後に、
バンガード・パーソナル・アドバイザー・サービスの
Lauren Wybarさんの、
たった27秒の動画を観てみましょう。
~偽りのマネー神話~
以下は正しい、それとも間違い?
『マーケット下落の兆候はすばやく嗅ぎ取るべし。
そうすれば素早く売ることもできます。』
(上記)もちろん間違いです!
マーケット下落の兆候は嗅ぎ取る必要はありませんし、
すばやく行動(売却)する必要もありません・・。
(以下、動画内カンによる意訳です。)
市場は素早く変動します。
たとえそれが本物の停滞であったとしても、
それを見ないでやり過ごしたほうがよいですし、
運用はそのまま続けたほうがよいのです。
やがて市場が回復してくれば、
あなたの運用資産も回復します。
「何もしないでおこう!」と決めることも、
ひとつの選択なのです。
資産運用においてはしばしば
(何もしないでおくことが)最良の選択となります。
まさにその通り。
Wybarさん、ありがとうございます!
〇 【投資の大敵、感情リスクと付き合う3つの方法】
(下落が起こると↑どうして人は売りたくなるかが分かります)
カテゴリ:投資家の感情リスク