ぼーやんぐさんの秀逸な記事「投資を成功させたいなら、ブログやTwitterはあまり見ない方がいい。」
2020年2月16日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
もう、そのまんまです!
ぼーやんぐさんの以下ブログ記事に注目。
投資を長く続ける秘訣のひとつに、
投資との「距離の取り方」があります。
ほどよい距離、
いや、できるだけ「遠めの距離」を取っておいたほうが
結局(同じスタンスで)投資は続けやすくなるのです。
なので投資をすでに始めているのなら、
あまりブログを見過ぎないこと。
(要は、情報を入れすぎないことが肝要。)
が、しかし。
投資を始める際には一所懸命に情報収集し、
(そのおかげで)『正しい選択』ができた面もあるわけで。
このあたりの微妙な加減を、
ぼーやんぐさんはひと言で喝破されています。
投資をはじめたら、入手する情報は絞るべき
投資をはじめる前はたくさんの情報が必要
はい、その通りです。
始める前は、もう一所懸命ブログ見る。
コレ正しいです。
でも、投資を始めたら、一所懸命ブログ見ない。
これも、正しいのです。
ここ、一回深呼吸願います(^^;
仕事はたしかに自己研さんの部分がありますが、
投資で私たちが相手にしているのは、
「マーケット」です。
そう、投資の本質は『他力本願』であるわけです。
自分ばかりが頑張り過ぎても、
市場を相手にする投資では
空回りしてしまう可能性が高いのです。
ぼーやんぐさんは記事内で
情報過多の弊害を次のように記しています。
自分にあった投資方法を決めたにも関わらず、
ブログやTwitterで
他の投資家が自分よりも高いパフォーマンスを上げていると
焦ってしまったり、損をしている気分になります。
そして、投資戦略を無視して
パフォーマンスの良いファンドや銘柄に手を出してしまうんです。
はい、
「となりの芝生は青く見える」現象ですね。
投資の場合、
その良し悪しが「数字」となって表れるので、
あなたらしい『投資のやり方(スタイル)』という理念に比べると、
「数字」の華々しさがたいてい勝ってしまいます。
しかも私たちは
直近の、華やかな「数字」に弱いのです(-_-;)
さらに、
ブログやTwitterは基本的に
「塗り替えていく」メディアなので、
雑多な情報がどんどん『上書き』されます。
そうすると、
あなたらしい『投資のやり方』を決めた。
→ その結果、この投資信託にしたよ。
というプロセス、
貴方らしい「スタイル」そのものがどんどん下層に追いやられ、なんだか古臭い雑巾みたいに思われてしまうのです。
そんなことないですよ!
ぼーやんぐさんも書かれていますが、
結局、なんとなく良さそうという心持ちで
他人のやり方や、
他人が持っている銘柄・ファンドに乗り換えてしまうと、
自身が『腹落ち』して決めたわけではないので、成績が悪くなったときに、「持ち続ける」のが難しくなってしまうのです。
(その結果、また他の銘柄やファンドに乗り換えてしまう・・)
投資とほどよい距離を取るにはどうすればいいのですか?」
忙しくすることです!
毎日24時間の中で、
毎月の生活の中で
できるだけ「家庭」「仕事」「趣味(プライベート)」で
すべての時間を満たすよう努め、
投資の存在を
脇へ脇へと追いやるよう心掛けてください。
あなたが逐一それを見ても、
ほとんど見ていなくても、
同じようにアップダウンするわけですから。
極端な例ですが、
チャールズ・チャップリンは88年生きましたが、
私たちは彼の伝記映画を
わずか「3時間」くらいで見てしまうわけです。
つまりは長~い尺で、彼の生涯の大事なところだけを最大公約数的に観ている。
投資を長く続けることはもちろん重要ですが、
四六時中 懸命 である必要はぜんぜんありません。
「あっ、ワタシ投資しているんだわ」と意識するのは、
一年に一度くらいでも良いわけです。
(ここが、他力本願のよいところでもあります。)
あなたの意識の中では、
3ヶ月に1回くらいしか市場は開かず、
投資信託の値段も1年に4回くらいしか付かず、
そんなこと気にしてても仕方ないから、
放っておこう(←明らかに大ざっぱですね。)
そして放っておいたらもう7年くらい経っていたよ。
というくらいの心境で、
投資とは付き合っていくべきでしょう。
最後に、
ぼーやんぐさんもおっしゃっていますが、
「情報を入れるのが良くない」ということではなく、
あなたの「投資スタイル」を
確認&補強できるような主旨の「書籍」を丹念に読むことは、
むしろ好ましいことだとわたしも思います。
手前味噌ですが、
以下「ベーシック」に拘って
極力噛み砕いてお話ししている「超入門書」です。
カテゴリ:投資家の感情リスク