どの商品が良いかではなく、あなたにフィットする商品とは何だろう?
2020年2月9日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
文字通り、
「投資信託の」クリニックと掲げているため、
ご相談内容は商品そのものに関するコト。
と思われがちです。
もちろん、そういう類のお話もしますが、
・東南アジア株式オープンはどうなのでしょうか?
という質問&回答で、終始しているわけではありません。
「どの商品が良いのか」ではなく、
『あなたにフィットする商品とは何だろう?』と常に考えています。
たしかに、
どの金融商品を購入するかって大事な問題です。
(これを決めるために、ときに頭の中が沸騰し、思考が停止してしまうくらいですから)
でも、金融商品を選んだ、
つまり買った時点では、
どれだけリターンがもたらされるかは【まだ分かりません。】
投資の成否を見極めるには【時間】が必要です。
どんな時間かというと、
不確かな、未来に向けての【それ相応の時間】です。
5年、それとも10年・・?
手さぐりで不確かな頼りない道を進みながら、
(それでも)投資を続けないといけないわけです。
金融商品を買う「作業」ではなく、
金融商品を買ったあと、継続的に持つ「行為」を指します。
(随分と「酷」な作業ではないでしょうか。
買うのは「瞬間」ですが、管理は「継続」ですから・・)
投資の実態は99.9%が『待ち時間』であり、
まるで朝から公園で日向ぼっこしているおじいさんのように、来る日も来る日も公園のベンチで同じ姿勢で待ち続けるようなもの・・。
この、
『基本姿勢』を理解することが大事であって、
何(投資信託)を保有するのかは副次的なことに過ぎません。
もしあなたが今恋愛中なら、
今、お付き合いされている相手が「好きかどうか」より、この人となら「ずっと生活していけるか否か?」を考えてみてください。
また、私たちはどうしても、
金融商品そのものを「主人公」として捉えがちです。
と考えてしまうのです。
違いますよ・・。
資産運用の「主人公」はあなたです。
考えてもみてください。
たとえば、勝気で射幸心が高く、大胆な行動を信条とする人が、いくら良い商品と言われたからといって、
「インデックスファンド」を持ち続けるなんて出来るでしょうか?
人にはそれぞれにフィットする
独自の『投資スタイル』というものが存在するのです。
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