プランB、プランCに備えよう!
2020年1月31日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
清涼飲料水、では決してありません。
どちらかというと、それは苦みを帯びたビールです。
「えっ?」
人生って、そんなものだと思いませんか?
少なくともわたしは、
19歳や20歳の頃に
なりたかった自分にはなれていません。
あなたはどうですか?
「夢は必ず叶う。」ということばを聞くと、
どこか冷めている自分を発見します。
多少厭世的に聞こえるかもしれませんが、
50代になって思うのは、
「プランB」とか「プランC」で出来ているのではないか、ということ。
えっ!?
つまり「こんなふうになりたい!」
「ワタシはこんな自分になるの!」が叶う。それが「プランA」です。
〇 第一志望の学校に受かった。
〇 自分が希望した会社に入れた。
〇 もっとも好きな分野が自分の職種になり、
かつその分野で世間的に認められている。
〇 憧れのイメージの人と一緒になって、
夢に描いたような環境(家・友人関係)を手に入れた。
なんて、
ほとんどありませんよねw
『現実』に起こるのは・・、
〇 第二(第三)志望の学校になんとか滑り込んだ。
〇 自分が希望した会社ではなく、
内定をもらった会社にたまたま入った。
〇 三度目の職種が、
偶然いちばん長く携わる分野(仕事)に・・。
〇 腐れ縁を感じた友人たちと長年一緒にいる。
誤解を恐れずに言いましょう。
わたしは、
「あきらめたコト」の数だけ、
人はオトナになれる。と思っています。
仮に、です。
あなたが『経済的』に見て「プランA」にいるなら、
それはそれで素晴らしいことです。
収支が健全、資産もそこそこあって、
順風満帆なファイナンス状況であると云えるでしょう。
ところが、
お金の「浮き沈み」はある日突然やって来たりします。
そうしたときに、
「お金のプランB」「お金のプランC」に
柔軟に切り替えが出来るか否かって・・意外に重要。
たとえば毎月の支出。
「(仮に)削るところがあるとすれば、ココからかな?」と、
日頃から毎月の支出についてイメージしていますか?
仮に「マネーのプランB」に
移行する必要が生じたとします。
具体的には住まう場所を変え、
乗り物を替え、食べ物、飲み物を換え、
その他さまざまな出費について、
一部を換えたり、止めたりする。
(つみたて投資を行っている人は、
つみたて金額を下げる、つみたての休止を余儀なくされるかもしれません・・)
仮に「プランB」「プランC」に移っても、
「まあそれも人生じゃないの?」と、
能天気に思えるかどうか。
深読みをすれば・・、
人生の面白みとは「プランA」が崩れたあとにやって来るものかもしれませんし・・。
〇 生活防衛資金の実際の使用。
〇 プラス、安全資産の取り崩し。
〇 リスク資産の一部取り崩しも有り得ます。
〇 あるいは、マイホームの売却ということもあるでしょう。
経済的な「ダウンサイズ」を経験するのは、
恥ずかしいことでもなんでもありません。
わたしなんて自営業ですから何度も経験しています(^^;
それは人生のあり様の一部なのです。
変化に適応することに「小さな楽しみ」を見出せるかどうか・・。
長い暮らしの中で一度でも
経済的に厳しい時を経験しておくことには
意味があるとわたしは思います。
なぜなら「プラン変更」に対応がしやすくなるためです。
カテゴリ:100年ライフプラン