投資の発想法

短期・集中・高コストの反対をやればいい?

2020年1月26日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

日々の生活に追われる一市民にとって、
投資という言葉が胡散臭く聞こえるのは、

おそらくその行為が
ギャンブル的な要素を含む」と
誤解されているからではないでしょうか。

具体的には、
株にしろ債券にしろ不動産にしろ、
なにかひとつの「銘柄」を選んで絞り込み、

(それを)タイミングを見計らって
上手く売り買いし儲けようとする・・

つまりは、

『集中』
『短期』
という匂いが立ち込めているがゆえに
どこか 刹那的 なのです。



買ったモノを(それが)利益が出たら、
果たして思い切って売り抜けられるか?

投資のイメージは、
まるでアクロバティックな曲芸のよう。。


仮にです。一度はうまく売り抜けられても、
戻って来たお金で
さて今度は「何を」買うのか・・?

メディアや専門家や金融機関などは、
マーケット状況に合わせて、
戦略を変えた方がいいとか、
商品を入れ替えたほうがよいよとか、

いろいろ「変化」を促すことを言ってきます。

でも、それらに乗っていくと、
結局『短期』の『取引』になってしまうのです。

(そしてもちろん、
『短期』の売り買いを繰り返すと、
結果として『高コスト』になってしまいます)

 

要するに
フツーの消費者は無意識に、
「短期・集中・高コストだなあ」という投資に対するイメージを、
持ってしまっているのですね。

 

 

この思い込みは根雪のように、人の意識の中にどっしり居座っています。

しかし、まあ、
少しずつではありますが、変化の芽も生まれていまして。

具体的には、

 

短期・集中・高コストもいいけど、
長期・分散・低コストも理に適ってるじゃん。


と感じる人が増えているように思います。

その理由は(実は)カンタン。


当初、投資を実践しようとしたのは、
いわゆるイノベーターの人たちであり、
彼ら・彼女らはリスクテイクをし、
リスク耐性も高い人がそもそも多かったのだと思います。(ちょっと山っ気もあり。)

 

今、日本の中で
投資に踏み出そうとしている人の多くはどんな人でしょうか?

 

あなたのような、フツーの人なのです。


別に
投資にギャンブル的な要素を
求めているわけではありません。

射幸心が強いわけでもありません。

自分の将来に「必要」だから、
お金の増やし方について真摯に「学ぼう」としているだけなのです。


誤解がないように申し上げると、
短期・集中が悪いという意味ではありません。

短期・集中・高コストもあり、
長期・分散・低コストの選択肢もあり、
いろいろな考え、スタイルから選べるのだよという状況こそが大切なのです。

(投資の多様性の擁護!)



最後に
長期・分散・低コスト(LDLメソッド)の
分散』のところですが、

肝心のところがまだまだ伝わり切れていません。

 

資産の分散、
銘柄の分散、
国地域の分散(通貨の分散)

だけではないのです。

実は【投資時期の分散】が重要・・。


もっとも間違って
伝わってしまっている投資イメージのひとつが、

 

「ひとかたまりのお金」で
「いっぺんに」
「金融商品を買うこと」= 投資。

という思い込みではないでしょうか?

 

別に慌てる必要はないのです。
人生、だんだん長くなっていますし・・。

投資資金は分けて入れていっても良いのですよ。
なんなら、
「規則的に」「分け続けても」良いわけです。

この、
リスク資産への資金投入を
「規則的に」「分け続ける」ことを、

世の中ではつみたて投資と呼んでいます。


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