その他・雑記, わたしのFP修行

2001年、インターネットに感謝した日

2020年1月12日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

生まれてはじめてインターネットに触れたのは、
たしか1997年に入ってからだと思います。

当時流行っていた「インターネットカフェ」なるものに行き、
ヤフー(Yahoo! JAPAN)のホームページの四角い枠内に、
さまざまな検索ワードを入力しました。

 

すると実にさまざまなホームページが出てきます。

各サイトにはたいてい
リンク集』と呼ばれるページがありました。

さまざまなリンクをクリックすると、
そこからまったく違うホームページに移動することができたのです。

 

(右手の路地を真っすぐ進んで左に折れて、
また右に曲がっているうちに、
まったく知らない道路に出ちゃうような感覚でしょうか・・。)

 

 

 


あるとき日本語のホームページから、
英語のホームページへジャンプしようとする時に、

 

(今となっては恥ずかしい話ですが)
すぐに画面が現れるかどうか不安になりました。

 

(もしかしたら、
英語圏のホームページを見るためには、
何かしらの確認や、認証作業があるかもしれないと思ったのです(^^;)

 


画面上の、
例の「砂時計」らしきものが何度もくるくると回転し、

アメリカの不動産業者の団体である
『全米不動産協会のホームページ』が少しずつ映し出されました(当時わたしは不動産の仕事をしていたのです。)

 

英語の羅列が並んでいるのを見たとき、
わたしは自分が空間を移動したような気分になりました。

 

インターネットには距離的な概念がない。
はじめてそう認識したのです。

 

 


その後、はじめてパソコンを買いました。
たしかコンパック(COMPAQ)のこんなタイプのものでした。

 

 

 

そのうちわたしはFPとして独立し、
仕事でもパソコンが必要になって
生まれてはじめてホームページを作ってもらいました。

でも、最初のホームページは
HTMLの形式がぐちゃぐちゃで使いものにならず、
いそぎ2代目のホームページを作りました。

それが2000年の終わり頃です。

 


わたし自身「晋陽FP事務所」として、
お客様にインデックス投資をお勧めしようと意欲満々でした。

が、肝心のお客様はぜんぜん集まらず、 
(事業は)もう無理かもしれないと弱気になっていたのです。

わたしにとって唯一の希望が、
ヤフーの「カテゴリ」に登録されることでした。

 

当時の零細自営業者、
とくに集客を「ホームページ」に依っていた事業者にとっては、
ヤフーに『カテゴリ登録』されることは、生命線だったのです。

 

 

 

 

にわかには信じてもらえないかもしれませんが、

「Yahoo! JAPAN」は当初、
サーファーと呼ばれるホームページ登録の専任スタッフが
実際にホームページをその目で見て内容をチェックし、

ヤフーの登録サイトとして登録するか否かを
決定していたのです。→ なんと牧歌的な時代!

 

(まだグーグルのサイト検索はほとんど知られていませんでした(^^;)

 

 

ちなみに
初期の「Yahoo! JAPAN」トップページはこんな感じ。

 

 

※ カテゴリとして「ビジネスと経済」がありますね。

 

わたしはホームページの登録申請を何度か行いました。
そしてようやく、
2001年の秋ごろに「カテゴリ登録」されたのです!

 

その後、本当に「ホームページを見て・・」
というお客様が現れるようになりました。

インターネットの力をリアルに感じたのは、このときがおそらく初めてでしょう。

もし自分のサイトが「カテゴリ登録」されなかったら、
今ごろわたしは別の仕事に就いていたかもしれません。
(インターネットにはほんとうに感謝しかないのです。)

 

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