お孫さんへのプレゼントとしてのMSCI Frontier 100 ETF
2019年12月24日
こんにちは。
投資信託クリニック代表の カン・チュンド です。
今後、世の中がどれだけドラスティックに変わるかはわかりませんが、お孫さんに「隔世プレゼント」するなら、
米国市場に上場する
MSCI Frontier 100 ETF(FM)は面白いかもしれません。
当該ETFは
MSCI フロンティアマーケット100指数との連動を目指します。
「MSCIエマージングマーケット指数」のさらに下に
このような「地域別指数」をMSCI社が組成したのは2012年のこと。
『構成国』もずいぶん変わりました。
2014年4月までは同指数内で
カタールとアラブ首長国連邦(UAE)が
構成割合のおよそ35%を占めていました。
ところが、
カタール、アラブ首長国連邦とも「エマージング指数」に鞍替えとなったため、
2014年12月には
もっとも組入れ比率が高い国は
クウェート、ナイジェリアとなりました。
その他アルゼンチン、パキスタン、ケニア、
モロッコ、オマーン、ベトナム、スリランカ、バングラデシュなども構成国となっていました。
(現在は、アルゼンチン、パキスタンとも
「エマージング指数」に移行済み。)
では、2019年11月末現在の
MSCI フロンティアマーケット100指数の
上位5か国の組み入れ割合は・・。
ベトナム 12.31%
モロッコ 10.9%
ケニア 9.65%
ナイジェリア 8.53%
となっています。
アメリカ株式、また
先進国諸国の株式のPERに比して、
MSCI フロンティアマーケット100指数の
PERは12月20日現在 11.85倍であり、
割安な状態に置かれていると考えます。
(そういえば6年ほど前までは
ベトナムの比率は3%弱しかありませんでした。
今後もフロンティア株式ETFの中身は大きく変遷することが予想されます・・)
MSCI Frontier 100 ETF(FM)の詳細は
コチラからどうぞ。
カテゴリ:インデックス投資全般