インデックス投資全般

今のインデックス投資の流れを作ったのは「STAMシリーズ」です

2019年12月22日


こんにちは。
投資信託クリニック代表の カン・チュンド です。

少しだけ昔話になります。

2000年代に入るとようやく
「運用期間」が無期限の
インデックスファンドシリーズが立ち上がってきました。

たとえば、
プルデンシャルインベストメント(当時)の
「PRUマーケット・パフォーマーシリーズ」、

日興アセットマネジメントの
「年金積立シリーズ」、

あるいは中央三井アセットマネジメント(当時)の
「インデックスファンド・シリーズ」などです。

(あっ、ソニー銀行で売られていた
「MONEYKit」というのもありました。)


そして2008年、
エポックメイキングな出来事が起こります。

住信アセットマネジメント(当時)が、
日本、先進国のみならず、新興国の株式、債券、

またREIT(不動産投資信託)までを含めた
包括的なインデックスファンド・シリーズ、
STAMシリーズ」を立ち上げたのです。

 



同シリーズは、

それまでの投資信託のインフラを塗り替えた商品として高く評価されます。


【STAMシリーズの功績】

1.主要なネット証券すべてで取り扱われる
初のインデックスファンドとなった。


当時の4大ネット証券、SBI証券、楽天証券、
マネックス証券、カブドットコム証券すべてで販売された意味合いは大きいでしょう。

販売チャネルが多様化され、
ファンドの純資産額が積み上がりやすくなったのです。

 

2.シリーズのファンドすべてが「ノーロード型」となった。

 

これは推測ですが、
複数のネット証券会社で取り扱われることで
競争原理が働きやすくなり、
運用会社が販社を説得しやすくなったと思われます。

 

3.多彩なポートフォリオ構築のツールとなった。

 

国・地域の分散、資産の分散に留意し、8本のラインナップを揃えた。

国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、
新興国債券、国内リート、先進国リートという8つの投資対象すべてで、ノーロード型のインデックスファンドが品揃えされました。

同シリーズだけで、プロの投資家に負けない
多彩なポートフォリオの構築が可能となったのです。


さらに上記と前後して、
「つみたて」というインフラでも大きな変化が起こります。

〇 2009年に楽天証券が毎月1,000円からの
投資信託積立サービスを開始しました。

〇 同年12月には、カブドットコム証券が同じく
毎月1,000円からのファンド積立サービスを始めます。

 

 

ここに至って、『ノーロード型インデックスファンド』そして
毎月1,000円からのつみたて』というインフラの融合が起こりました。

 

(後年、投資信託の最低つみたて金額は500円 → 100円とさらに少額になります)


「STAMシリーズ」が今日に連なる業界のスタンダードを作り、
その後、以下のような
「インデックスファンド・シリーズ」が次々と設定されていきました。

 

・2009年 eMAXISシリーズ 三菱UFJ投信(当時)
・2010年 ファンズアイ(Funds-i) 野村アセットマネジメント
・2013年 <購入・換金手数料なし>シリーズ ニッセイアセットマネジメント
・2013年 「EXE-i」(エグゼアイ) SBIアセットマネジメント
・2015年 「たわらノーロード」アセットマネジメントOne
・2016年 「iFree」シリーズ 大和投資信託
・2017年 eMAXIS Slim シリーズ 三菱UFJ国際投信

 

歴史にはいつも「分岐点」というものがあります。

今、改めて申し上げましょう、
『ありがとう、STAMシリーズ』

※ STAMシリーズは現在「SMTインデックスシリーズ」に改名されています)


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