含み益1千万円を目指そう!
2025年6月11日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
人の記憶というのはある意味、いい加減です。
記憶の容量の中で、
どうしても『直近の出来事』が大きな割合を占めてしまうのです。
投資の話で言いますと、
直近1ヵ月、直近3ヵ月のマーケットの「あり様」が、
あなたの投資スタイルそのものを、揺り動かしがちです。
例えば、直近3ヵ月で
あなたが所有するファンドの価格が上がった?
それとも下がった?
運用資産残高がどのくらい伸びた? 減った? という(直近の)あり様に、あなたの投資スタイル自体が引っ張られてしまうのです。
そもそも私たち人間は『短期の時間軸』に翻弄されやすい性質を持ちます。
しかし投資という行いは、
短期的な『トレンド』に惑わされず、
遥か彼方の目的地(ゴール)を見据えて、長期の航海に徹することが重要とされます。
たとえば、運用成績の『数字』は
マイナスよりプラスのほうが勿論いいのですが、
あなたが投資を始めてまだ5年未満であれば、
今確認できている数字(成績)は、
―それがプラスであろうとマイナスであろうと―
「ノイズ」に過ぎないかもしれません。
誤解を恐れずにハッキリ申し上げます。
市場の暴落も、
どちらも経験されることでしょう。
あなたの資産運用の評価額はこの先、大きく浮き沈みすることになります。
(それは投資というシナリオに、あらかじめ組み込まれているのです。)
そもそも、あなたの『含み益』は今どのくらいですか?
プラス24万円?
プラス100万円ですか?
今プラス389万円でもうすぐ「プラス400万円」が見えてくるよ。』
それはスゴイことです!
でもでも、
それも(まだ)
途中経過、なのでは・・?
以下は当クリニックの
『指針(ポリシー)』と取っていただいて結構です。
〇 個人投資家がたどり着くべき『目標』とは?
含み益1千万円、です。
1000万円以上の利益を抱える「投資家」のことです。
ココを目指すことが
資産形成の要とわたしは考えます。
長期投資家にとって重要なのは
5~10年先を覗くメガネを持つこと。
繰り返しですが、足元のアップダウンは「ノイズ」に過ぎません。
万一今年の収益がマイナスに沈んでも
2026年の収益がプラス10%を超えても、
それらを気にし過ぎる必要はありません。
10年間運用を続ければ、どのみち3年程度『マイナスの収益の年』を経験するのですから。
それが現実です。
換言すれば、私たち個人投資家の課題は明白です。
いかに大きな収益にフォーカスできるか。
ただ、それだけです。
金融庁の「資産運用シミュレーション」を使って
具体例を挙げてみましょう。
画像元:金融庁
「月7万円」のつみたて投資を
「25年間」続けます。
仮に月7万円の投資で
年率「+4%のリターン」が達成できたとしましょう。
画像元:金融庁
上図では、25年で運用収益(含み益)がおよそ1500万円になっています。
だれもが目指すことが可能な
具体的な資産形成の『道標』なのです。
もちろん、決して簡単ではありません。
止めずに続けることの困難さは
暮らしや人生の中で溢れています。
(だからこそ『トライ』のしがいがあると思いませんか?)
わたしはこの仕事を長く続けさせていただいた結果、多くの相談者さまが 千(セン)の利益を有する人になり、そのお姿を拝見し、
カテゴリ:インデックス投資全般, つみたて投資