NISA活用法, バランスファンド

NISAで3つの「楽天・インデックス・バランス・ファンド」を引き継ぎながら積み立てていく方法

2025年4月30日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

投資未経験者にとっての「最大のハードル」。
それは、
投資信託の価格変動(リスク)と「どう付き合うか」でしょう。

 

何しろ、
―ほんとうに直近の話ですが、―

4月3日と4日のたった2日間で、
S&P500指数という
アメリカ株式市場の平均値が、
「10.8%」も下がってしまったわけです。

 

時に大きくアップダウンするのが株式市場。

 

『株式のインデックスファンド(S&P500のファンド、オルカンなど)が王道だ!』なんてYouTubeでは言っているけど、ワタシには振れ幅が大きすぎて無理ムリ。

 

そう思われる心情は充分理解できます。

 

 

 

 

 

超ビギナーにとって、
株式市場の変動幅は
立派に『大波』なのです。

 

投資の初心者が、
大きな波に独り挑む小人のような気持ちになってしまうのは、ある意味必然なのかもしれません。

 

わたしなら、
こうアドバイスします。

 

いきなり『大波』に挑もうとしなくてOK。

 

別に、
時間をかけて、

小波 → 中波 →(中波に近い)大波、というふうに、
少しずつ「リスク量」を増していく・・、

そんな投資信託との「付き合い方」でも良いのです。

 

 

 

 

やり方はシンプルで、

 

3種類の兄弟型『バランスファンド』
引き継ぎながら、つみたて投資していくのです。

 

例えば、
「楽天・インデックス・バランス・ファンド」というバランスファンドがあります。

 

当該ファンドは、

バンガード社の「全世界株式ETF」
バンガード社の「全世界債券インデックスファンド」に、実質的に投資を行います。

 

 

 

画像元)楽天投信投資顧問

※上図では 株式重視型 とありますが、債券重視型も均等型もスキームは同じです。

 

資産運用の入り口でもっとも重要なことは、
ともかく投資を「始める」ということ。

 

「始める」ためには、
波が小さめの、すなわち、

バンガード社の「全世界株式ETF」3割
バンガード社の「全世界債券インデックスファンド」7割の、

「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)」を道具として採用する、という考え方はいかがでしょう。

 

リスク量は『小波』。

 

 

2年、3年この形でつみたて投資を続けたのちに、

 

つみたて先を、
「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」に変えるのです。
※全世界株式5割・全世界債券5割

 

こちらのリスク量は『中波』。

 

そしてまた数年たって、
背中に、より大きめのリスクを背負えそうなら、

「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」に、またつみたて先を変えるのです。

リスク量は『中波に近い大波』(もちろん、変えずにそのままでもOK)

 

 

10年タームで展望してみませんか?

 

 

 

 

 

最初は価格変動の振れ幅(リスク)を抑えながら、

(債券重視型)⇒(均等型)⇒(株式重視型)というふうに、

背中に背負うリスクを少しずつ増量させ、

 

あなた自身がムリなく階段を上っていくように、ゆっくり、市場の変動に慣れていくイメージです。

 

3種の「楽天・インデックス・バランス・ファンド」は
株式と債券の比率はそれぞれ違いますが、

実質的な『投資対象』は同じなので、

 

・バンガード「全世界株式ETF」
・バンガード「全世界債券インデックスファンド」

 

本当にゆっくりと
株式の『比率』を 30%、33%、35%、40%・・と、逓増させていくことが可能です。

 

(債券重視型)⇒(均等型)⇒(株式重視型)というふうに・・。
  「小波」    「中波」  「中波に近い大波」

 

 

 

 

最終、
「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」を積み立てる形になっても、積み上がった資産ベースで、株式の比率が「7割」になるわけではありません。

 

それまで積み立てし続けた、
債券重視型、均等型の債券部分を引き続き保有しているためです。

 

最後に、
3種の「楽天・インデックス・バランス・ファンド」とも、NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」の対象になっています。

 

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