100年ライフプラン, 投資の発想法

次の電柱まで走ろう!

2025年3月26日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

今の世の中、
あまりにも『効率』を求め過ぎだと思います。

 

タイパ(タイムパフォーマンス)や
コスパ(コストパフォーマンス)ということばが氾濫していますね。

 

たしかに経済全体として見た場合、

『効率』を重視して、
効果的な『結果』を目指す考え方は、重要であると理解しています。

 

しかし、
私たち一人ひとりは別に
『全日本・効率選手権!』に出場しているわけではありません。

 

(個別主体的に)「そこそこハッピーで暮らせている」みたいなことを目指しているに過ぎないのです。

 

 

 

 

 

この、
「そこそこハッピー」感とは、
主観的概念であり、

別に、効率ではない、
誰にも分かりやすい結果だけを求めるものでもない、

 

きわめて粘着性の強い、アナログで牧歌的な心情を重視する・・

 

つまり、あなたにとっての『納得いく選択』や『納得できるプロセス』こそが、そこそこのハッピー感に結びついたりします。

※ハッピーターンではありません。

 

 

世間が求める「場所」ではなく、
自分が目指す「地点」に向かっていく。

 

これで、よいのではないでしょうか。

 

 

 

君原健二さんは
1960年代から1970年代にかけて活躍した伝説的なマラソンランナーです。

 

氏の有名な言葉「次の電柱まで走ろう」には、
マラソンだけでなく
人生にも通じる深い意味が込められています。

 

“自分が目指す地点に向かっていく。”と前述しましたが、

私たちにとって重要なのは、
小さな目標設定だと思います。

 

あの四つ角まで、
あの電柱まであと100m走ろう。

と言う君原さんのように、

 

 

 

 

「明日、これだけはやろう」
「今週、これだけはやり切ろう」みたいな、

『小さな掲示』『そこに向かうプロセス』が少しずつ積み上がっていけば、やがて大きな違いとなって現れてくる・・、

そんなイメージを持つのです。

 

仕事柄、よく

 

「長く投資を続ける『コツ』『心構え』みたいなものってありますか?」

 

と訊かれます。

 

もしかすると、

「長く続けないと・・」と意識し過ぎないことが、コツなのかもしれません。

 

 

 

 

小さな目標を掲げ、それを一つひとつこなしていく果てに、大きな前進があるとわたしは思います。

 

 

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