投資の途上で一度や二度つまずいても、あまり気にしないでください
2025年3月20日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
物事って
うまく進むこともあれば、
そうでない場合もあります。
ほんとうに、投資の「最初の」最初の段階・・、
すなわち、
〇 ネット証券の
特定口座(源泉徴収あり・なし)の「選択」で、
その意味が分からなくて、
そこでつまずいてしまい、
口座開設を一度断念された人を知っています。
※ふつうは「源泉徴収あり」でOK
あるいは、
〇 オンライン上で
投資信託の検索の仕方がよく分からず、
(証券口座は開いたものの)
自分が買いたい『ファンド名』を探し当てられなかったため、ファンド購入には至らなかった人も知っています。
途中で『辞めてしまう理由』は山ほどあるのです。
投資もダイエットも
私たちは『続ける理由』より、
『辞める理由』を探すほうが得意です。
でも、
途中で『つまずいて』しまうのは、
あなたのせいばかりではありません。
そもそも投資という行いは
予知不可能。
予定調和的に
投資商品の価格が推移してくれるなんて(残念ながら)ありません。
投資ってどうしても
『情報共有』がしにくい現実があります。
自分がやっている投資について、
転職相談みたいに
誰かに話を聞いてもらうとか、
愚痴を言うとか、
そういうこと自体、少し難しい雰囲気があります。
事前の注意なしに
ふいに友人との会話の中に
投資のトピックを入れてしまうと、
(そのご友人が投資をしていない場合など、)
「なに? 投資?
こいつお金にがめついんだ」とか、
ヘンに誤解されてしまったりすることもあります。
投資って『孤独な作業』になりがちなのです。
あるいは、
投資という行いは
その『効き目』が現れるのに時間がかかるため、
ちょっとした『きっかけ』さえあれば、
「あーあ、もういいや」とか、
「別に、今しなくてもいいかな」と、
自分をあきらめさせるのは(わりと)簡単なのです。
一度や二度の『つまずき』は
そんなに気にしないでください。
冒頭、
特定口座(源泉徴収あり・なし)の選択で
意味が分からなく一度は断念した人も、
ほぼ4年のブランクを経て
今では立派に14年近くつみたて投資を続けている人です。
(実は当クリニックのお客様なのです)
たとえば、
積み立てを止めてしまった。
これはよくあること。
これもよくあることデス。
これもしばしばあります。
気が付けば25本以上のファンドを持つ事態に・・。
まあ、これもありますね。
この程度の「つまずき」は、
私たちの投資人生の中で、偶発的に起こり得ることなのです。
仮に、
投資で『挫折』を経験したとしても、
二度や三度、
投資に対する『意欲や気力』が萎えてしまったとしても、
投資は人生と同じ、
長~い時間タームで続くものなので、
一度や二度や三度、
途中で上手く行かなくなることが発生しても、それはきわめて自然なこと。
わたしは仕事柄、
あっちへちょっとこっちにちょっと「寄り道」してきたけれど、最近こっち(投資)に戻ってきたわ。
という感じの人を20人以上は知っています。
二、三度つまずいても、
最終的に「続けるのレール」にまた戻ってくればよいわけです。
投資全般において、
「またチャレンジしてみるか」くらいの図太さ、鈍感力が必要なのかもしれません。
なにせ、お金との付き合いは
死ぬまで続きますから。
カテゴリ:投資家の感情リスク