投資家の感情リスク

10%程度のマイナスは暴落ではなく、調整です

2025年3月14日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

アメリカの株式市場が軟調です。

昨日の米国市場では
ナスダック指数に次いで、
S&P500指数も高値から10%程度のマイナスとなり、

『調整』入り(into correction)となりました。

 

 

 

 

 

ちょっと慌てている人がいるかもしれませんが、
この程度の下落は毎年のように起こっています。

 

一度、深呼吸しましょう。

 

 

 

 

上X投稿にもある通り、

この5年間だけでもS&P500指数は
『10%程度・あるいは10%以上の下げ』を6回も経験しています。

 

繰り返しですが、

この程度(10%程度)の下落は
毎年のように起こってきましたし、
これから先も毎年のように起こることでしょう。

 

それがマーケット(株式市場)というものの特性なのです。

 

 

今朝もスマホのアプリで
ファンド価格を確認してしまった人は、

(そういう習慣は)体に良くないので、
思い切ってアプリを削除するほうがいいかもしれません。

 

あなたが毎日ファンド価格をチェックしても、
半年に1度だけチェックしても、
ファンド価格の変動のしかたは「1ミリ」も変わりませんし。

 

 

これから更に下がるのか、
この程度の『調整』で終わるかは誰にも分かりませんが、

市場の変動ぐあいによって使い分ける『用語』だけは、しっかり押さえておきましょう。

 

 

 

昨年あたりから投資を始めた人には(ちょっと)信じられないかもしれませんが、

 

30%以上の下落、つまりは『暴落』はつい5年前に実際起きています。

 

 

が、万一、暴落に遭遇したとしても、
慌てる必要はありません。

 

株式市場が暴落したからといって
太陽が西から昇ることはありませんし、
人類が一斉に「朝食を食べなくなる」わけでもありません。

 

昨日までと同じように、
人は経済活動をし、失恋をし、転職もします。

地球の自転の速度もまったく同じです。

 

 

 

 

 

2020年の『コロナショック』時など、
S&P500指数は、
1年間の中で一時的にマイナス33.9%まで暴落しましたが、

2020年(1月~12月末)の「年間リターン」を計測すると、その数字はなんとプラス18.4%でした。

 

 

 

画像元)Creative Planning

 

良くも悪くも
目まぐるしく変わるのが市場(マーケット)という所なのです。

 

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