インデックス投資全般

米国のロボアドバイザー『4社』を比較してみた

2025年2月21日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

資産配分からリ・バランス、
トータルのメンテナンスまで
「すべて」お任せできるのがロボアドバイザー運用です。

 

共通しているのは?

 

〇 ツールとしてETFを利用すること。
〇 預けている資産額の「パーセント(%)」で手数料を支払うこと です。

(もちろん上記は立派な『インデックス投資』です)

 

 

ロボアドバイザー運用は
日本では『ウェルスナビ』が有名ですが、元祖は米国です。

 

 

 

 

 

以下のYouTube動画では、
4つの米国ロボアドバイザー・サービスを比較紹介しています。

 

Charles Schwab(チャールズシュワブ)
Vanguard(バンガード)
Betterment(ベターメント)
Wealthfront(ウェルスフロント)

 

 

 

チャールズシュワブ(Schwab Intelligent Portfolios)

バンガード(Digital Advisor) ベターメント ウェルスフロント
最低預入れ金額 5000ドル 100ドル 制約なし 500ドル
年間手数料  0% 0.20% 0.25% 0.25%

(※年間手数料の他に、保有するETFの年間経費率がかかります

 

まず、とっても重要なこと。

 

米国では伝統的に
RIA(登録投資アドバイザー)にポートフォリオを組んでもらい、投資一任で資産管理を任せる形がメジャーなのですが、

 

その際、預入れ資産額の0.7~1.0%程度
年間フィーとして支払うのが一般的です。

 

 

 

 

 

これがテクノロジーの進歩によって、
「資産管理」という仕事を
ヒトからロボに任せ直せるようになった便益は大きいと思います。

そして手数料が安くなった!

 

 

特筆すべきは『最低預入れ金額』の低さだと思います。

 

投資アドバイザー(人)の場合、
米国では最低20万ドル程度の『預入れ資産額の下限』を設けているところが多いのです。

 

 

さて、上記4つのロボアドの中で、

大手オンライン証券チャールズシュワブの
Schwab Intelligent Portfolios(SIA)というサービスは年間コストが ゼロ%(無料)です。

 

動画内でも注意喚起されていますが、
実はこれには「からくり」があって、

チャールズシュワブのロボアドでは、
ポートフォリオの中にキャッシュ(現金)部分が必ず含まれるのです。

 

 

 

 

邪推すれば、シュワブはこの現金部分を自身で運用して、利ザヤを稼ぐ事も可能であるわけです(チャールズシュワブは自ら「銀行」も運営しています。)

 

以前こんな記事も書かせていただきました。

 

 

 

個人の資産運用は、AIの活用によってもっともっと進化するはずです。

そして、日本のロボアド(ウェルスナビさん!)も、もう少し手数料を軽減して欲しいものです。

 

カテゴリ:インデックス投資全般

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