インデックス投資全般

インデックス投資は『市場』を主人公とします(残念ながらあなたは脇役です)

2025年1月29日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

自分なりの投資のやり方を「スタイル」と云います。

ここに辿り着くのにほんの10分の人もいれば、
7年も8年もかかる人もいます。

 

ただし、
異なるスタイル同士の相互評価が出来てはじめて、
あなたはあなたに合った『スタイル』を確立できるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

たとえば銘柄(株式)を自分で選んで
個別の株式を管理、保有していくのが『個別株投資』ですが、

このスタイルでは
主人公は投資家(あなた)です。

 

 

いっぽう銘柄選び自体はプロに任せるのが
『アクティブ投信』への投資です。

株式ファンドに限定すれば、

銘柄(株式)を運用会社が選んで
株式を管理、保有してくれるわけです。

ここでも主人公は投資家(運用会社)です。

 

 

どちらのケースでも
「銘柄発掘能力」や「売買能力」を問われることになります。

 

個人であれ、ファンドであれ、
自分が主人公となって市場で立ち居振る舞い、自由に銘柄(株式)の取捨選択を行う・・。

なんといいますか、そこには浪漫(ロマン)があります。

 

 

 

 

 

これらのスタイルに比べると、
『インデックス投資』は最近、褒められすぎの感があるのでは?

 

果たして、
インデックスファンドってそんなに凄いのでしょうか。

 

『インデックス投資』だけが
まったく別種の投資スタイルとして確立している?

いいえ、そんなことはありません。

 

 

 

 

インデックス投資は
『アクティブ投資』(個別株やアクティブ投信)という現象の、「結果」に過ぎません。

 

結果・・・?

 

 

例えば昨日のS&P500は 6067ポイント!でした。

この『6067ポイント』に至った理由は?

 

アクティブ投資を通じて、
数多の個人、ファンド運用会社、銀行や証券会社や生保会社や投資銀行などの機関投資家、国内・海外の投資家が銘柄をピックアップして、

 

買い、売りを何百万回、何千万回と繰り返して、1日が経って、米国を代表する500社の株式の価格が最終的に落ち着いた先の【結果】なのです。

 

伝わっていますか?)

 

 

 

 

 

(つまり)市場平均には、
汗と涙が詰まっているわけです。

 

 

多様な意見を持った、
きわめて多様な投資主体による『アクティブな投資』の結果、

『インデックス投資』の元になる市場平均は日々生成されます。

 

インデックス投資は
『アクティブ投資』(個別株やアクティブ投信)という現象の「結果」に過ぎないのです

 

 

ココの部分が腹落ちしていないと、

 

あなたはこれから
さまざまな投資スタイルの狭間で、
ヘンな寄り道をしたり、ヘンな比較をしてしまう恐れがあります。

 

 

 

 

1.市場を主人公とし、投資家自身は銘柄を選ばないのがインデックス投資です。

 

この投資スタイルが成り立つためには、

 

2.投資家を主人公とし、縦横無尽に銘柄を選ぶアクティブ投資が、投資界隈の『花形』である必要があります。

 

2 が成り立って、はじめて1 が成立するわけです。

 

『インデックス投資』の本質を理解するには、
「個別株」「アクティブ投信」への投資への理解が不可欠なのです。

 

カテゴリ:インデックス投資全般

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