投資の発想法

ご飯食べる前に手を洗って!的に、投資を始める前に収支の健全化!

2025年1月8日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

小さい頃からわりと口酸っぱく、
ご飯食べる前に「手を洗って!」と母に言われてきました。

習慣は恐ろしいものです。
いつもDテーブルにつく前に、
体が洗面所に向かってしまう私です。

 

ところで、
今はリスク資産の市場が好調ですから、

 

「一刻も早く投資を始めたい!」という人が多いと思います。

 

でも、
投資を始める前に、毎月のお金の状態をチェックすることって重要です。

 

 

そもそも、毎月の『収支』が赤字なのに、リスク資産でお金を増やそうとするなんて、本末転倒だと思いませんか。

 

あるいは
「投資を始める際に、ある程度まとまった貯金もしておくべき。」と、モノの本にも書いてあります。

 

『生活防衛資金』とか、
月の支出の6ヵ月分、お金を貯めてから投資を始めましょう!とか。

 

 

 

 

 

仮にあなたの支出が月30万円としましょう。
その6ヵ月分は180万円になります。

「どうしてそんな、まどろっこしいことするの?」

 

「毎月給与が入ってきて、
お金が残るんだったら
今すぐ投資始めてもいいじゃん。」

とあなたは思われるかもしれません。

 

 

が、

『投資』とは先が見通せない、その報酬が確定しない、わりと冒険的な行いですから、

 

毎月の収支が黒字になる、
かつ、手元に(最低)月の支出の6ヵ月分の『生活防衛資金』があるというのは、案外大事な「準備作業」なのです。

 

 

投資をスタートするために
どうしてある程度の貯金が必要なのか。

 

それは、投資を長く続けるためです・・。

 

 

 

 

 

リスク資産に投資を行うと、
ときに大きく弾むゴム球のようにあなたの『資産額』はアップダウンします。

 

手元に(少なくても)100~200万円程度のお金を持っておくことは、

投資に回しているお金を、
ふだん気にかけないようにするための、
いわば『防波堤』の役割を果たすのです。

 

 

 

 

 

もちろん、投資商品そのものも、
(投資を)長く続けようと思えば、

まずは「個別株」でドーン!と始めるのではなく、
まずは「投資信託」でそろりと始めるのが無難でしょう。

 

 

「投資信託」を積んで、それに馴染んで、
もっとリスクを取りたいなと思ったら「個別株」。

この順序、大事です。

もちろんずっと「投資信託」のままでもOK

 

 

 

 

 

これは「自転車」に乗れるようになって初めて
(免許取っての)「原付バイク」と同じことです。

原付バイク ⇒ 自転車ではありません。

 

 

また、金融機関さんは
NISA特需とでもいうべき、大きなチャンスの中に居ますから、

以下楽天証券さんのように、

 

 

 

 

 

「個別株」も
「投資信託」も両方トライ(=二刀流)しないなんてもったいない!

どーんとNISAに投資しましょう!的な啓蒙に熱心なところが多いです。

 

 

が、あなたはそれをオトナの目で、


「ああ、金融機関さんも収益を上げないといけないから大変ね。」と見守ってあげてください。

 

別に、証券会社が言う投資のやり方に従う必要もないわけです。

 

 

最後に、
手元にある程度の「貯金」を持っておくことで、
まさかの暴落がやって来た場合、虎の子の買い増し『出動』ができます。

この威力は決して侮れませんよ。

 

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