謹賀新年! 年頭の挨拶は「つみたてを止めない」というしごく平凡な言葉です
2025年1月1日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は多くの皆様にお世話になり、
ありがとうございました。
本年(2025年)も
投資信託クリニックをどうぞよろしくお願い致します。
いきなりですが、
資産形成を目指す私たちにとっては
巳年(2025年)は「仕込みの年」になるかもしれません。
もっとはっきり言えば、
「つみたて投資」の真価が発揮できる1年。ということ。
つみたて投資は
それを何年続けているかで、
いくつかの『ステージ』に分かれますが、
いちばんつらいのは
【ファーストステージ。】
つまり、
積立投資を始めて
まだ「3~5年未満」の人だと思います。
何しろまだ、
よちよち歩きなのです。
マーケットの「アップダウン」に慣れていません。
加えて「運用資産」がさほど大きくありません。
ということは・・?
「利益」と「損失」の間を
行ったり来たりすることになります。
この数年の株式市場を振り返ると、
昨年(2024年)も一昨年(2023年)も、
稀有な、
良すぎる2年間であったと言わざるを得ません。
下がり過ぎたものは上がり、
上がり過ぎたものは下がるのがマーケットの『常』ですから、
たとえば、
「今まで
3年近くつみたて投資を続けてきて、
こんなに簡単に利益が積み上がるなんて思ってもいなかったよ!」
という人は、
シートベルトを締め直して、ハンドルを握ったほうが良さそうです。
なぜなら・・上がり続ける相場はないためです。
春夏秋冬ではないですが、
『株式市場』にも
暖かい季節、寒い季節があります。
それは長い目で見れば、
不規則に、繰り返されるものではないでしょうか。
しかし、です。
冷静に考えてみますと、
(たまに)
マーケットが大きく下がってくれないと、
積立投資をはじめて間がない人には、
仕込みの【チャンス】が生まれません。
山崎元さんが
キラリと光る名言を残されています。
“株価下落の「嫌な感じ」こそが投資の儲けの源泉だと理解する”
— カン・チュンド@インデックス投資アドバイザー🙋♂️ (@4649kang) August 6, 2024
山崎元さん
はい、そうなのです。
長期投資とは
7割の「良い感じ」と3割の「嫌な感じ」の不規則な組み合わせ。
仮に、です。
今年、
市場の急落や暴落が起こったとしても、
それは市場(マーケット)が
自律機能を備えている『証し』であり、
自らその価値を下げてくれていると解釈することが可能です。
あなたがやってはいけないことは、
株式市場が大きく下がり
バーゲンセールが続く中で、
「つみたて」を休止してしまうこと。
これだけは、是が非でも避けましょう。
年の初めなので、あえて申し上げました。
株式市場が大きく下がっても、
「つみたて」は放置しておく。
新年を迎えるとは、あなたも私も年をひとつ重ねるということです。今年も健康がいちばんです。
心身のバランスに留意して、毎日健やかに過ごしてまいりましょう。
恭喜發財 2025年 元旦
カテゴリ:つみたて投資