リタイアメント・資産の取り崩し

お金の効果的な減らし方

2024年11月26日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

 

 

ハイ、上記正にその通りでして・・。

 

 

「増やす」プラス「使う」を
一生分のお金との付き合い方とすると、

多くの人が「増やす」への思い入れが強すぎ、
心身ともに「増やす」に偏ってしまい、

そこそこの年齢になっても
もはや『使う』に方向転換ができなくなっている・・。

 

これは相談業務でけっこう多い「お悩み」です。

 

ヘンな日本語に聞こえるかもしれませんが、

資産の効果的な減らし方を知らないと、
宝の持ち腐れになってしまう恐れがあります。

(お金はあの世に持っていけません!)

 

 

 

 

NightWalkerさんのブログに、

ズバリ効果的なお金の減らし方の記事がありました。

 

 

 

NightWalkerさんはふたつの点を指摘されます。

 

論点その1

 

「収入ー支出」=収支はマイナスであるべき 

 

すっ、すごくシンプル。そして分かりやすい。

 

リタイア後の生活は、
『収支マイナスでいいんだ!』という腹落ち感が、生理的にもっとも難しいのかもしれません。

(人生ずっと収支プラスを心掛けてきたため。)

 

 

 

 

 

論点その2

 

資産運用の成果は収支のマイナス額を上回ってはいけない

 

これもコクリと頷く。

 

収支のマイナス額よりも、運用でお金が大きく増えてしまうと、結局トータルで見た場合に、時間とともに資産は逓増していきます。

 

せっかく、
誰にとっても貴重な人生の『黄金時間』が60代から始まるわけですから、

時間そのものや、
経験や思い出作りのほうが、お金よりもうんと大事だ。

 

そういう『価値観』を醸成していかないと、

どんどん人生時間は短くなっていきます。

 

 

 

 

 

NightWalkerさんが言われる、

 

資産運用の成果は収支のマイナス額を上回ってはいけない

 

を守るためには、

 

リスク資産(投資信託・個別株など)の割合を、明示的かつ自覚的に下げる必要があります。

 

「いつ?」ではありません。

もう50代後半、60歳になっている人は
今から、下げ始める必要アリです。

 

 

〇 積立投資を一切やめる。

 

これは有効な方法でしょう。
(リタイアまで、まだ時間がある場合)

 

しかし「もう来年3月で完全リタイアだよ」という人は、グズグズしている間はありません。

 

リスク資産を売却して、←できれば意味ある大きめの出費を伴って。

 

〇安全資産:リスク資産の割合を、
例えば、
40:60 とか、50:50 まで持っていき、

投資は続けるけれど、安定的な運用体制に【シフト】させる必要があります。

 

今の今からです。

 

 

 

 

 

NightWalkerさんはさらに続けます。

 

整理すると、資産形成の方程式の資産活用期における解の方向性は

 

 (1)お金を使え
 (2)必要以上の運用効率(期待リターン)を狙わない

 

この言葉は重いです。

 

 

個人の資産運用の『解』は、10万円でも多く資産を積み増すことではなく、あなたにふさわしい「増やす」と「使う」の 黄金律 を見つけ、それを実践することにあります。

 

ファンド積立は「第1回目」が最難。
ファンド売却も「第1回目」が最難。

 

 

がんばりましょう。

 

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