お金の効果的な減らし方
2024年11月26日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
資産の増やし方について
— カン・チュンド@インデックス投資アドバイザー🙋♂️ (@4649kang) September 16, 2024
考え方の指南をすることが私の仕事です🙋♂️
ところが最近、
資産の減らし方を提案することにも
相応のニーズがあることを発見しています🙂
ハイ、上記正にその通りでして・・。
「増やす」プラス「使う」を
一生分のお金との付き合い方とすると、
多くの人が「増やす」への思い入れが強すぎ、
心身ともに「増やす」に偏ってしまい、
そこそこの年齢になっても
もはや『使う』に方向転換ができなくなっている・・。
これは相談業務でけっこう多い「お悩み」です。
ヘンな日本語に聞こえるかもしれませんが、
資産の効果的な減らし方を知らないと、
宝の持ち腐れになってしまう恐れがあります。
(お金はあの世に持っていけません!)
NightWalkerさんのブログに、
ズバリ効果的なお金の減らし方の記事がありました。
NightWalkerさんはふたつの点を指摘されます。
論点その1
「収入ー支出」=収支はマイナスであるべき
すっ、すごくシンプル。そして分かりやすい。
リタイア後の生活は、
『収支マイナスでいいんだ!』という腹落ち感が、生理的にもっとも難しいのかもしれません。
(人生ずっと収支プラスを心掛けてきたため。)
論点その2
資産運用の成果は収支のマイナス額を上回ってはいけない
これもコクリと頷く。
収支のマイナス額よりも、運用でお金が大きく増えてしまうと、結局トータルで見た場合に、時間とともに資産は逓増していきます。
せっかく、
誰にとっても貴重な人生の『黄金時間』が60代から始まるわけですから、
時間そのものや、
経験や思い出作りのほうが、お金よりもうんと大事だ。
そういう『価値観』を醸成していかないと、
どんどん人生時間は短くなっていきます。
NightWalkerさんが言われる、
資産運用の成果は収支のマイナス額を上回ってはいけない
を守るためには、
リスク資産(投資信託・個別株など)の割合を、明示的かつ自覚的に下げる必要があります。
「いつ?」ではありません。
もう50代後半、60歳になっている人は
今から、下げ始める必要アリです。
これは有効な方法でしょう。
(リタイアまで、まだ時間がある場合)
しかし「もう来年3月で完全リタイアだよ」という人は、グズグズしている間はありません。
リスク資産を売却して、←できれば意味ある大きめの出費を伴って。
〇安全資産:リスク資産の割合を、
例えば、
40:60 とか、50:50 まで持っていき、
投資は続けるけれど、安定的な運用体制に【シフト】させる必要があります。
今の今からです。
NightWalkerさんはさらに続けます。
整理すると、資産形成の方程式の資産活用期における解の方向性は
(1)お金を使え
(2)必要以上の運用効率(期待リターン)を狙わない
この言葉は重いです。
個人の資産運用の『解』は、10万円でも多く資産を積み増すことではなく、あなたにふさわしい「増やす」と「使う」の 黄金律 を見つけ、それを実践することにあります。
ファンド売却も「第1回目」が最難。
がんばりましょう。
カテゴリ:リタイアメント・資産の取り崩し