100年ライフプラン

結婚する前に、お金回りのことを擦り合わせておくって大事です

2024年8月23日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

パートナー同士は他人です。

趣味や価値観が一致する部分もありますが、
考え方の相違が思わぬところで表面化することもあります。

それがふつうなのです。

 

 

 

 

 

以前読んだコラムの中で、

米国の多くのカップルが
未だ「伝統的なお金観」から抜け切れていない。と記したものがありました。

 

たとえば、

夫が将来に向けた投資を担い、
妻が毎月の家計を担う傾向に(いまだに)あるのだそう。

 

意外ですね。

 

 

職業柄、
(あくまで)わたし個人の印象ですが、

日本では、

妻が将来に向けた投資を実行し、
妻が毎月の家計管理を実行しているパターンが、

相談者さまの中では多数派という印象です。

 

意外ですか?

 

 

 

ところで、
あなたが誰かと付き合っている段階から、

お金のことを
ふだんの話題にしておくことは重要だと思います。

 

(まあ、そういう話題は)
結婚してからね・・・

 

みたいと考えていると、
ちょっと遅すぎる事態になるかもしれません。

 

 

 

 

 

もしも誰かと一緒に暮らすことを真剣に考えているなら、

 

できるだけ早い段階から
パートナー同士、

「お金のこと」を
日常会話の「ひとつ」とするよう、努めるべきだと思います。

 

 

まず、

 

1.借金がないかどうか
何気に、でもストレートに聞いてみよう。

 

これホントに大事。

 

いちばん聞きにくいことだから、
いちばん先に聞いておく。

 

 

「えっ、なに?
なんでそんなこと聞くの?」と、
暗にあなたを責めるような雰囲気を醸し出す人なら、

(私見ですが)そもそもお付き合いされないほうがよいのでは?

 

 

2.1と関連しますが、
クレジットカードの
「信用履歴」に問題はないか、
これもはっきり聞いてみよう。

 

クレカに加えて、
携帯電話の支払い履歴も重要です。

 

 

 

 

 

いわゆるあなたの『信用情報』というものは、
信用保証に関連する会社の間で行き交っています。

 

具体例を示しますと、
「家を借りるとき」です。

 

 

保証会社を介して
賃貸の申し込みをする際に、

クレジットカードの支払い延滞、
携帯電話料金の支払い遅延があると、

それだけ審査に通りにくくなってしまいます。

 

 

 

そして、

 

3.収入、支出のきちんとした「数字」を
ごまかさずに、
(できれば)結婚の前に互いに出し合おう。

 

いちばんデリケートですが、
いちばん重要です。

 

パートナー同士『共働き』なら、

 

互いの収入に応じて
生活費・家賃を負担し合うのが
もっともシンプル(かつ)合理的でしょう。

 

 

そのため
上記『数字』の部分を、

何かのついでに
会話の断片のように「さりげなく」聞く、
または「さりげなく」伝えることが大事です。

 

 

4.資産の状況については
意見が分かれます。

 

わたしは
互いの資産状況については

「詳細を開示しないと!」と、
あまり思い過ぎないほうがよいと思います。

 

 

 

 

 

ここはいわゆる『財産』の部分ですから、
開示するも、開示しないも、
あなたの自由であると考えます。

 

 

5.4に派生しますが、
「投資をしている」場合はどうでしょう?

 

相手がまったく(投資に)関心がない場合は
無理に言う必要はないでしょう。

 

 

投資未経験者の人にとっては、

「投資をやっている人」
=ちょっと特殊な嗜好・興味を持っている人

と映っている可能性があります。

 

 

仮に、ですが、

夕食後にふとした話題の中に
偶然「投資のこと」が出てきたら、

これも何かの話の「ついで」みたいに、
「ああ、ワタシ少し投資はやってるけど。」と何気に呟く程度でよいのでは?

 

 

もしもパートナーが興味を持って
いろいろ聞いてきたら、

それに答えればよいのです。

 

 

 

 

 

一緒になるからといって、
自分が投資をやっているからといって、

その興味を(相手に)あまりガツガツ勧めたりしないことが肝要です。

 

 

仮に、ですが、

パートナー同士
どちらも投資を行っており、

それがまったく違ったスタイルであれば、

 

まあ、
これは互いの嗜好の問題なので、

お互いの考え方を尊重し、
あまり口を挟まないほうがよいかもしれません。

 

 

ともかく、
お金のことをオープンに話し合うことで、

また別の視点から
相手の性格や考え方が見えてきたりするものです。

どうぞお幸せに。

 

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