投資家の感情リスク

上昇気流のときに投資の『足し算』をしてしまうのは、あなたの投資スタイルが崩れる予兆です

2024年7月22日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

市場の急騰が続くと、
不思議と気持ちが大きくなるものです。

 

すでに保有しているモノに加え、

 

「あれもちょっと買ってみよう」
「これも意外と自分に合っているのでは?」という心持ちになって、
投資の『足し算』をやってしまいがちになります。

 

 

 

 

 

その際、
―つまり投資商品を買い足す際には―

 

ふしぎなことに、
投資の中身が
より集中するような『商品』を買い足すことが多いのです。

 

例えば、
オルカンを持っていた人は、
S&P500やインド株式のファンドに興味が募り、

 

S&P500のインデックスファンドを持っている人は、

iFreeNEXT FANG+インデックスとか、
Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)のような、

組入れ銘柄数が
より少ないファンドに魅力を感じたりします。

 

 

 

 

 

マーケットというところは
(基本)3つのパターンで動きます。

 

・上昇気流が吹く
・下降気流が吹く
・どっちつかず

 

 

どっちつかずの時は
「なぎ」のような状態なので脇に置いておくと、

 

『上昇気流』が吹くときは、
自分の運用能力がそこそこ凄いと錯覚しがちになります。

 

文字通り、
上昇気流に「自分」が持ち上げられているような感覚になるのです。

 

 

「わたし案外イケてるかも。」

みたいな。

 

 

投資に限らず、
自己肯定感を持つことは物事を続けるうえで必要なのですが、

 

 

上述した、

S&P500のインデックスファンドを持つ人が、

例えば
『Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)』を買い足したりするのは、

 

いわば相場に持ち上げられる余波で、

―つまりは『勢い』で、―

よりリスクが高い商品を買ってしまっているのが実態なのかもしれません。

 

 

 

 

 

これ、
ちょっと危ういですよね。

 

 

逆に『下降気流』が吹くとき、

 

私たちは無意識に
自分の運用能力を過小評価してしまいます。

 

「わたし(投資の方面は)ダメなのかなぁ・・」とか。

 

 

ほんとうは
あなた自身の能力(技量)とはまったく関係なく、単に市場が下がっているだけなのですが、

 

下降気流に「自分」が抑えつけられているような、ネガティブな感覚になるのです。

 

 

 

嫌な思いが募ると、頭の中の回転が停滞してしまい、

「まあ、放ったらかしにして、我慢するしかないか・・」と思ってしまう人がけっこう多いです。

 

 

でも、です。

稀に、
下降気流が吹き荒れるときに『元気』になる人もいます。

 

 

 

 

 

これは・・、

おかしくないです。

 

(なぜなら同じファンドが
バーゲン価格で安く買えるわけですから。)

 

 

逆に上昇気流のときにこそ、冷めた仕草で、『まあそのうち下がることもあるでしょう。』くらいに構えていたほうが良さそうです。

 

 

上昇気流に乗って、
投資の『足し算』をしてしまうのは、
あなたの投資スタイルが崩れる予兆です。

 

 

また、
分散するからこそ投資が出来る人は、決して集中投資をしてはいけません。

 

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