お金の摩訶不思議

お金は材料。完成品ではありません。

2024年7月12日

 


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

お金の話はカンタンと思われがちです。

 

しかし実は、
空気の話と同じくらい難しいのです。

なぜなら、
空気もお金も「そこに」あるのが当たり前だから。

 

 

当然ですが、空気は見えません。
匂いも感じられません。

まさに『無色透明』です。

 

 

実はお金もよく似ています。

 

「色」がないのです。 

思いの欠片もないですし、倫理観なども所持していません。

 

 

どちらかというと、私たち人間のほうがお金を意識しています。

 

 

 

 

 

例えば一定数の人は
お金を増やそうと努力したりもします(あなたもそうですよね?)

 

お金に「色」を付けているのは、
わたしやあなたや、向こう三軒両隣の人たちです。

 

 

仮にですが、

4人の人間が
『お金』に対して、ある種の心情を抱いているとしましょう。

 

Aさん お金に対して・・「嫌悪」
Bさん お金に対して・・「憧憬」
Cさん お金に対して・・「安心」
Dさん お金に対して・・「単なる道具」

 

 

『お金』に対して抱く感情は
お金のキャラがそうさせるのではなく、

その人のこころが見せているものです。

 

 

繰り返しですが、
お金自体には「色」も「感情」もありません。

 

 

例えば、Aさんのように、お金をはなから嫌悪してしまうのはもったいないことでしょう。

お金は(うまく用いれば)大きな華を咲かせる力がありますから。

 

また、Bさんのように、
お金を単に憧憬してしまうのも考えものです。

 

一歩間違えば、お金に翻弄され、お金に苦しめられる恐れがあります。

 

お金には「色」がなく、誰にも「味方」をしないからこそ、その扱いが難しいのです。

 

 

 

 

 

ところで、

あなたもわたしも、
量としてのお金を増やすことを夢みています。

それなりの注意と努力も払っています。

 

老後の生活のため、
せっせとお金を増やすのはよいですが、

「量としてたくさんお金があれば、それでOK」とも言い切れません。

 

なぜなら、お金は材料であり、完成品ではないためです。

 

お金(材料)を用いて、どんなモノゴトを創るのか・・それはあなた次第なのです。

 

カテゴリ:お金の摩訶不思議

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