その他・雑記

ダスティン・ホフマンのアカデミー賞受賞時のスピーチ(1980年)

2024年7月4日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

きょうは投資とは関係ないお話です。

 

わたしは昔から
アカデミー賞受賞者のスピーチを観るのが好きです。

 

中でも1980年の
ダスティン・ホフマンの
スピーチがお気に入り。

(このとき彼は、
映画「クレイマー、クレイマー」の演技で
最優秀主演男優賞を受賞したのです)

 

 

 

 

 

・・・・ホフマン氏のスピーチは
3分40秒あたりから始まります)

 

【以下、私の一部抜粋&意訳です・・】

 

 

 

 

わたしはこのように
映画の仕事ができて誇りに思っています。
この映画のクルーはまるで家族のようでした。
この場(アカデミー賞の会場)に
居られる私たちは
とてもラッキーではないでしょうか。
私たちと同じように
映画に渾身しながらも、
月々の支払いは滞りがちで、
もちろんここ(会場)にも登場していないし、
多くはアカデミーの会員でもない・・、
そんな
たくさんの仲間たちがいることを想像してみましょう。
彼ら/彼女らのことを
私たちはほとんど気付かず、知りもしないのです。
オスカーは、
そのような(直接、間接に)映画に渾身する人々への感謝のしるしとして、与えられるべきものです。
彼ら/彼女らは、私たちの人生の一部なのです。
10万人はいる映画に携わる人々の中で、
(そのほとんどは)
満足な仕事すらありません。
タクシーの運転手をしながら、
必死にアクセントを直そうとしている人もいます。
それらの人々を含めて、
私たちは映画という芸術のファミリーなのです。

 

 

 

スポットライトを浴び、
世界で称賛されるスターが5人、10人いるということは、

 

その産業の『土台部分』を担っている、日の目を見ない何万人、何十万人という存在があるということでしょう。

 

 

数多のふつうの人が、
数多の社会のインフラを支え、
それを維持してくれているからこそ、

「特別」は「特別」でいられるのではないでしょうか。

 

ふつうがあるから、特別が存在できるのです。

 

ダスティン・ホフマンも今年で87歳か。

 

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