投資の発想法

本日は2ヵ月前から投資に興味を持ち始めたあなたでも大丈夫な記事を書きます

2024年6月16日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

さて、『投資』と書いて何と読みますか?

世の中の多勢では、
『投資』と書いて 勝負 と読みます。

 

が、ほんとうは、
『投資』と書いて 備え と読むべきでしょう。

 

ココ、案外重要です。

 

どうしても印象として、

 

リスク取ってイチかバチか 勝負する!= 投資 みたいな所があるじゃないですか。

 

 

そんなイメージを払拭したくて、
わたしはこの仕事を長年続けているところがあります。

 

 

 

 

 

世間の固定観念的な
「投資」のイメージを下に記してみましょう。

 

〇 投資には「度胸」が要る
〇 投資では情報収集が「命」
〇 「市場の動き」を常にチェックし、迅速に行動するべし
〇 金融商品の「上がる・下がる」を上手く予想できる人が勝つ

 

 

いずれも、うんうんと頷きがちですが、
これらみな、違うと思います。

 

 

 

 

老後の備えのためにコツコツ行う「投資」は、どちらかというと、上記とは真逆の行いです。

 

 

〇 投資に度胸は要りません。

 

ヘンに度胸があると、逆にリスクを上塗りしがちです。傍から見ても危ないです。

 

 

〇 投資に向いているのは小心者、ちょっと心配性な人。

 

4割の不安と6割の好奇心で恐る恐る「投資」と付き合うくらいが、逆に投資を(同じ姿勢で)長く続けやすいのです。

 

これは24年間アドバイザーとしてやってきて実感することです。

 

 

 

〇 情報は「麻薬」。

 

情報ばかり気にすると、どんどん違う金融商品に興味が募ります。

 

情報を追いかけると、些細な出来事が起こるたび、その出来事に「何か意味があるに違いない」と、ヘンな意味づけを行ってしまい、

 

その都度、売って買ってというような、行動を起こしてしまいがちになります。

 

(むしろ、いったん「投資」を始めたら情報からは距離を置くほうが利口なのです)

 

 

〇 行動(動く)は悪魔の囁き

 

人間って、変化があると、動きたくなるもの。


でもそこをじっとこらえて動かない。 

 

同じ場所に、
同じ姿勢で
居続ける。 

 

なにやら座禅のようですが、案外「的」を得ています。

 

 

 

 

 

 

〇 金融商品の上がる・下がるは、結局のところ予想し切れません。

 

山崎元さんが
いつも仰っていた通り、

よそう(予想)は(逆から読むと)う そ よ。

 

投資に関する予想はけっこう当たりません。株式市場というところの動きは、人の思惑を超えたところで起こります。

 

 

〇 市場は下がります。

 

そういうメカニズムなのです。

株式市場が時々大きく下がるのは、

マーケットが下がらない限り、「上がる」エネルギーが蓄えられないからです。

 

 

〇 投資の目的(目標地)を明確にしよう。

 

投資は、老後の生活に備えて準備的に 行うもの。

 

 

 

 

長~い時間をかけて暮らしの↑「余裕部分」を作っていくわけです。

 

この『長~い』という部分がポイントで、

 

あなたが仕事を辞めたあと、
お金で困らないようにするため、
時間をかけ、予防的に、お金を育てる行為 。

それを「投資」と呼びます。

 

 

とにかく15年、20年と時間をかけてドラマを作っていくので、どっしり構えておいてください。

 

カテゴリ:投資の発想法

おすすめの記事