インデックス投資全般

『オルカン』+こんな「機能」があったらいいのに・・

2024年5月22日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

我が家では必ず
ポストイットとペンを複数箇所に置き、

とにかく何か頭に浮かんだら、
やるべきことが発生したら、

すかさず『書く』ようにしています。

 

 

投資信託という道具で、

「こんな機能があったらいいのになぁ・・」みたいなコトも、すぐに書き留めるようにしています。

 

本日は皆さんに馴染み深い『オルカン』を具体例に挙げて、「こんな機能があったらイイのになぁ・・」をお届けします。

 

 

 

 

 

『オルカン』に
1.有期の定期保険機能があったらいいのになぁ・・

 

理屈はカンタンです。

 

保険に、
投資信託を内包した商品があるのだから、

投資信託にも
保険(死亡保障)を組み入れてもいいではないか、

と思うのです。

 

 

米国には、

『株式連動型保険』Indexed Universal Life と呼ばれる保険があり、

指数連動型のファンドを組入れ、運用しながら、死亡保障の機能も持たせています。

 

 

 

 

たとえば、
あくまで一例なのですが、

 

20~30代の人が
「オルカン」を月3万円以上積立投資していて、
5年以上経ったら、

500万円の死亡保障が付与され、
向こう10年「有期・定期保険」として機能するとか。

※向こう10年内に積立を休止すると、その時点で死亡保障は途切れる。

 

 

 

あるいは、

 

『オルカン』と、
2.住宅ローン繰り上げ返済の「コラボ」があったらいいのになぁ・・

 

 

相談業務の現場では、

長期の資産運用と
住宅ローンの繰り上げ返済(負債額の圧縮)、

この『バランス』に苦慮する例が少なくありません。

 

 

 

 

 

例えば、
本当にふと思いついたレベルなのですが、

ー30~40代の人がメインターゲットとなります。―

 

「オルカン」への投資元本が
800万円を超えるユーザーに対して、

 

一例ですが、

〇 利益が400万円を超えると、
ファンド時価の100万円分のみを解約し、
(ローンの繰り上げ返済に充てる)

 

次に、

〇 利益が700万円を超えたときに
ファンド時価の100万円分のみを解約し、
(ローンの繰り上げ返済に充てる)

 

さらに、

〇 利益が1000万円を超えたときに
ファンド時価の100万円分のみを解約し、
(ローンの繰り上げ返済に充てる)

というような「仕組み」を内包してしまうのです。

 

 

 

 

ファンド保有者は
投資信託による資産運用にまい進しながら、

 

収益が『一定金額』を超えた場合に、
自動的にファンドを一部解約し、住宅ローンの繰り上げ返済に充てることが出来ます。

 

 

 

 

 

最後に、

 

『オルカン』そのものに
3.定率の「分配金」機能があったらいいのになぁ・・

 

です。

 

この潜在ニーズは大きいと考えます。

 

 

すでに一部販売会社、運用会社においては、
投資信託の『定期売却サービス』を実施しています。

 

また、

総資産に対する、
安全:リスク資産の比率を整えながら、

毎年手動で「取り崩し」を実施しましょうと呼びかけるFPもいます。←ワタシのことです。

 

が、しかし、

リタイア後の
資産の『取り崩し』そのものを、

別個の作業と捉えてしまうと、
それだけで気持ちが億劫になる人も決して少なくありません。

 

 

もっとハードルを低く、
投資信託から「定期収入」を得るためには、

 

投資信託という「商品」そのものに、
2%、3%、4%といった『定率分配金』を備えてしまうのが一番手っ取り早いのかもしれません。

 

わたしは
年1回の「定率分配金」でよいと思います。

 

 

 

 

 

投資家にとっては、
シンプルで抵抗感の少ない
資産の取り崩し法となるはずです。

 

たとえば『オルカン』が、
ベビーファンドを新設して、

 

2%定率「分配金」コース
3%定率「分配金」コース
4%定率「分配金」コース のようなオプションを備えるわけです。

 

 

運用会社としては
発想の起点が大切になってきます。

 

3%「定率の分配金」にしてしまえば、
ファンド資産(純資産額)がなかなか増えないではないか?

ではなく、

 

 

 

 

3%の「定率分配金」を選ぶ投資家は、
まとまった資金を新規投資してくれる、

 

あるいは既存の投資商品から、
自分たちのファンドに資金を乗り換えてくれる、という視点を持つべきでしょう。

 

本日は半分妄想チックな話題でしたが、

これからも発想する、
既存のアイデアを組み合わせることに留意していきたいと思います。

 

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